出版社内容情報
文明はなぜ衰退するか。圧倒的スケールで東西の歴史を俯瞰したとき見えてきたものとは──。スタンフォードの歴史学者が西洋終焉の未来図を明晰な論理で描きだす。
内容説明
1842年、イギリスが阿片戦争に勝利して以来150年間、西洋は紛れもなく東洋を圧倒し、世界を支配している。だが、なぜ歴史はそのように展開したのか。それは歴史の必然なのか、あるいは単なる技術革新の勝利なのか。それとも西洋には本質的に何かしら有利な条件があったのか。西洋と東洋、それぞれの文明を人類の黎明期からたどり直してみると、いずれにおいても似たような発展と衰退のパターンをくり返してきたのがわかる。過去のあらゆる文明を行き詰まらせた5つの要因とは何か―。スタンフォードの歴史学教授が圧倒的なスケールで人類史を俯瞰、現在の文明世界の閉塞状況をクリアに描き出す。
目次
1 黎明―東西世界の誕生(「東洋」と「西洋」の生まれる前;西洋がリード;過去を測る)
2 興亡―文明隆盛と衰退の法則(東洋の追い上げ;接戦;衰退と崩壊)
著者等紹介
モリス,イアン[モリス,イアン] [Morris,Ian]
スタンフォード大学歴史学教授。1960年イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で考古学のPh.D.を取得後、シカゴ大学を経て現職。古代地中海文明における都市の形成についての研究が専門。『人類5万年 文明の興亡―なぜ西洋が世界を支配しているのか』でアメリカ・ペンクラブ賞他、三つの国際図書賞を受賞
北川知子[キタガワトモコ]
翻訳家。奈良女子大学大学院修士課程(社会学専攻)修了。国立国会図書館勤務を経て、翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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