内容説明
佐川君は少しも反省していない。世界が震撼した「パリ人肉事件」20年後の告白。
目次
勃起
ソープランド
食べられたい
写真週刊誌
巨星
ポートレート
安藤優子
就職活動
友情
デーブ・スペクター
取材攻撃
人権
アダルト・ヴィデオ
食人願望と快楽
著者等紹介
佐川一政[サガワイッセイ]
1949年4月、神戸市に未熟児として誕生し、極度の虚弱体質のまま育つ。76年、関西学院大学大学院修士課程を卒業後、77年に渡仏。80年、パリ第三大学大学院修士課程を修了。博士課程在学中の81年6月11日、同学年のユダヤ系オランダ人女子留学生を、カービン銃で殺害。6月15日夕刻、パリ警察により逮捕、パリ近郊のサンテ拘置所に収監。2年間、3人の精神鑑定医による鑑定の結果、「事件当時、心神喪失状態にあった」として無罪となり、フランスの精神病院に入院。1年3カ月後、日本に強制送還され、東京の松沢精神病院に入院。メディアの取材攻勢に音を上げた石川医院長は、「あなたは本来死刑になるべき男。ここにいる理由はない」として、1年4カ月後の85年8月、強制退院させられる。しかし、美女への食人願望は今でもそのまま抱きつづけている。サンテ拘置所で執筆した小説『霧の中』が20万部を越すベストセラーとなり、文壇に認知され、退院後、小説家に転身、これまでに18冊の著作がある。未発表の小説が3編、生原稿のまま残されている
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