内容説明
宇宙空間に浮かぶ唯一の有人宇宙基地・ミール宇宙ステーションと、米ロ共同ミッションの恐るべき内実のすべて。恒常的な機器類の停止、有毒ガスの漏出、衝突事故による生命の危機、クルーたちの間に広がってゆく修復不能な軋轢、そして両国の政治的・官僚的な策略の数々を、多くは初公開の資料を交えて、大胆に描ききった傑作。
著者等紹介
北村道雄[キタムラミチオ]
1952年生まれ。濁協大学外国語学部英語学科卒業。法政大学大学院修士課程中退。出版社勤務を経て、1993年より翻訳業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜郎自大
2
初版2000年。新刊で購入して以来、ずっと積読で終わっていた。なんと20年かけて初めて読む。宇宙事情に疎いが、比較的遠い昔のような気がしている。2021/01/09
TAKA0726
0
トンボの複眼にかけて複雑な内容。ストーリーにかなり無理がありこじつけと後付けの印象が強い。犯人もほぼ途中から読めてきて行動してからあとで理由を説明するのも組織で動く警察が果たして可能なのだろうか?殺す対象を違え、殺した友達を無残に解体し、また殺人者を増やす考え方、展開もどうなのか? 2017/09/20
vonnel_g
0
ロシアの威信をかけた宇宙ステーションを舞台にした、まさにドタバタ悲喜劇。エリートがみな人格者とは限らず、宇宙開発は科学の進歩のために行われている訳ではないということがよくわかる。2011/04/02
yooou
0
☆☆☆☆★2005/01/29