コンスタンチノープル遠征記―第四回十字軍

クラリ，ロベール・ド【著】〈Ｃｌａｒｉ，Ｒｏｂｅｒｔ ｄｅ〉/伊藤 敏樹【訳】

筑摩書房（1995/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 224,／高さ 20cm
• 商品コード 9784480857071
• NDC分類 230.45
• Cコード C0022

内容説明

聖地奪回を目ざして出帆した十字軍が、当時の海商国家ヴェネチアの誘いにのって、東西交易の要衝、一大盛都コンスタンチノープルを襲撃、略奪した、史上悪名高い事件を、従軍騎士の眼で語る興味尽きない歴史物語。

目次

第１部　十字軍参加
第２部　十二世紀末ビザンツ事情
第３部　十字軍と皇子アレクシオス
第４部　十字軍のコンスタンチノープル征服
第５部　コンスタンチノープル再度征服
第６部　驚異と奇跡の都コンスタンチノープル
第７部　ラテン帝国成立

感想・レビュー

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[ぐっちー]

中世ヨーロッパ最大の暴挙、十字軍。第４回の行軍に参加した一般騎士が見たこと、聞いたことを口述した書物。 歴史は見る者によって姿形を変えるもの。コンスタンティノープルの都の壮麗さを素直に讃える一方で、十字軍側の蛮行には口をつぐむ。 個人的には宗教問題や領土獲得を目的にした教会や諸侯より、商売のために艦隊を組むヴェネツィアの動向が面白かった。

2010/08/02