常識哲学―最後のメッセージ

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常識哲学―最後のメッセージ

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  • サイズ B6判/ページ数 184,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480843036
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

常識とは何か? 臨床医の経験から生まれたそんな問いと真摯に向き合い辿り着いた、不透明な時代に翻弄されない生き方の哲学。著者の切実な思いが詰まった一冊。

内容説明

長い時間をかけてようやく到達した、「常識とは何か」。渾身の書下ろし。未完原稿を補完するため、ラマル会での講演草稿、インターネットのホームページ「なだいなだのサロン」に書かれた文章、日仏医学会での最後の講演草稿を収めた。

目次

臨床医の哲学(学ぶ哲学と持つ哲学;哲学との出会い ほか)
常識哲学(哲学への迷い道;精神科と哲学 ほか)
常識で考えよう(感想というより決意;尖閣問題とは? ほか)
常識があれば、みんな平和を求めます(「常識」という言葉は常識;常識は変わる ほか)

著者等紹介

なだいなだ[ナダイナダ]
1929‐2013。精神科医、作家。本名、堀内秀。1942年旧制の私立麻布中学校へ入学(一時、陸軍幼年学校に在学)。慶応義塾大学医学部予科に入学、その間フランス留学を経験。卒業後は、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1959年から「海」「れとると」などの小説を発表(芥川賞候補も何度か)、75年『お医者さん』で毎日出版文化賞受賞。一方で、景観・環境の保存にも尽力し、近年はネット上の仮想政党老人党を立ち上げるなど、新しいフィールドを開拓。晩年は、「常識」をテーマに執筆や講演を行い、亡くなる当日の朝までブログの更新を続けていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

35
2年前に出た本。外山滋比古的なわかりやすい文章。こういう文章を真似したい。著者は、83歳まで生きてきた人間の持つに至った哲学を、声を想像しながら読んで欲しいという(13頁)。アルコール依存:酒をやめざるを得ないところに追い込まれた人間(36頁)。真似して広まり、習慣化し、集団の癖ができるのが文化(42頁)。一番重要なことは、理性の代わりに常識で考えることで何が生まれたか(49頁)。常識は進化し続ける偏見(58頁)。2016/03/18

rokoroko

19
若い頃好きだった筆者。なだいなださんの名前がスペイン語がもとだと知りスペイン語講座きいてたっけ。生きていらしたら92歳か。これは亡くなる前に書かれた本。常識という言葉が日本の物とコモンセンスとは違うという事を教えてくれた。日本の常識の意味が違う進化を遂げてると。面白かったです2021/12/03

肉尊

17
見えない振り子のような働きをする「常識」。デカルトが提唱した良識との違いに触れ、筆者の個人的体験を踏まえながら考察を進めていく一冊。筆者はアルコール依存症に苦しむ人々を治療する精神科医。アインシュタインの「人間が18歳までに作り上げた偏見のコレクション」という定義に抗うように、完全なる断酒は無理だと考える。3日断酒出来たら次はもう少しという具合に、自分で自分の記録を打ち破るという発想は非常に斬新だった。継続ができないのはメンタルが弱いとされる常識があるが、出来ないことが常識だとみなすことも有用だと思った。2021/11/07

くさてる

12
「83歳まで生きてきた人間の持つに至った哲学を、声を想像しながら読んでほしい」というメッセージの通り、実際に目のまで講演が行われ、自分はその聴衆のうちの一人だという謙虚な気持ちで読みました。編集の方の言葉通り、重複個所も多く、もっと推敲が重ねられるべき文章だと思いますが、だからこそ、なだ先生の伝えたかった言葉はこれなのかなと、生の気持ちを頂いたような気持ちになりました。「常識はいわば、変化し続ける偏見」この一言だけでも忘れずにいたいです。2014/06/10

hideiz

3
気に入った一節があった。「今日やるべきことをやっていく。今日やることのできること、やることの許されていることをやろう。」とりあえず一日を生きるという哲学。病を得て命の期限を決められた作者の結論だろう。わたしも先を思い煩うことなく、このように一日をまっとうに生きたい。2016/03/26

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