出版社内容情報
常識とは何か? 臨床医の経験から生まれたそんな問いと真摯に向き合い辿り着いた、不透明な時代に翻弄されない生き方の哲学。著者の切実な思いが詰まった一冊。
内容説明
長い時間をかけてようやく到達した、「常識とは何か」。渾身の書下ろし。未完原稿を補完するため、ラマル会での講演草稿、インターネットのホームページ「なだいなだのサロン」に書かれた文章、日仏医学会での最後の講演草稿を収めた。
目次
臨床医の哲学(学ぶ哲学と持つ哲学;哲学との出会い ほか)
常識哲学(哲学への迷い道;精神科と哲学 ほか)
常識で考えよう(感想というより決意;尖閣問題とは? ほか)
常識があれば、みんな平和を求めます(「常識」という言葉は常識;常識は変わる ほか)
著者等紹介
なだいなだ[ナダイナダ]
1929‐2013。精神科医、作家。本名、堀内秀。1942年旧制の私立麻布中学校へ入学(一時、陸軍幼年学校に在学)。慶応義塾大学医学部予科に入学、その間フランス留学を経験。卒業後は、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1959年から「海」「れとると」などの小説を発表(芥川賞候補も何度か)、75年『お医者さん』で毎日出版文化賞受賞。一方で、景観・環境の保存にも尽力し、近年はネット上の仮想政党老人党を立ち上げるなど、新しいフィールドを開拓。晩年は、「常識」をテーマに執筆や講演を行い、亡くなる当日の朝までブログの更新を続けていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
rokoroko
肉尊
くさてる
hideiz