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ディスカバー・マインド!―哲学の挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 409,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480842794
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

コンピュータは心を持ちえるのか。本書は、それが可能とする説を徹底批判。意識や心はあくまで生命現象と主張して斯界を驚愕させたアメリカ哲学界第一人者の書。

内容説明

はたして「心」を持ったロボットは作れるのか?この幻想を徹底して打ち砕き、人工知能プロジェクトの愚かしさを暴き出す。哲学者ジョン・サールの挑戦。

目次

第1章 心の哲学はなにが間違っているのだろうか
第2章 唯物論の最近の歴史―同じ誤りをくりかえす
第3章 呪縛を断つ―シリコンの脳・意識をもつロボット・他者の心
第4章 自然の内部での意識の位置
第5章 還元主義と意識の還元不可能性
第6章 意識の構造―入門的考察
第7章 無意識とは何か、そして意識とどう関係しているのか
第8章 意識、志向性、「背景」
第9章 認知理性批判
第10章 心の哲学にとっての本来の研究

著者等紹介

サール,ジョン・R.[サール,ジョンR.][Searle,John R.]
1932年アメリカ合衆国コロラド州デンバー生まれ。ウィスコンシン大学に入学した後、ローズ奨学生としてオックスフォード大学に留学。そこで学士、修士、博士号を取得。59年帰国し、アメリカ合衆国西海岸の名門カリフォルニア大学バークレー校の助教授となる。67年から、同校教授を務める。現在も同校の冠講座の教授として教壇に立っている。80年に発表した「中国語の部屋」の議論によって、反‐人工知能論を展開している

宮原勇[ミヤハライサム]
1955年長野県生まれ。85年京都大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻)修了。同年愛知県立大学文学部講師、その後同大学助教授、教授を経て、98年同大学外国語学部教授。2008年より名古屋大学大学院文学研究科教授。専門は現象学を中心に現代哲学全般をカバーする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

1
心の哲学はなにが間違っているのだろうか: 心に関するありえないような6つの理論 現代の唯物論を支えているいくつかの基盤 唯物論の最近の歴史―同じ誤りをくりかえす: 唯物論のミステリー 行動主義 呪縛を断つ―シリコンの脳・意識をもつロボット・他者の心 シリコンでできた脳 自然の内部での意識の位置: 意識と「科学的」世界観 還元主義と意識の還元不可能性: 創発する属性 還元主義 意識の構造―入門的考察 無意識とは何か、意識とどう関係しているのか 意識、志向性、背景 認知理性批判 心の哲学にとっての本来の研究2022/01/17

オフィス派の宇宙図

1
意識についての因果的還元は可能である、意識の生成は分子が集まって固体を形成するのと同じようなプロセスによる。しかし、存在論的還元はできない。なぜならば、過去の存在論的還元(熱の分子運動への還元など)は対象の定義を主観性と関わりなく成り立つようにして変化させることで行ってきたが、意識の場合主観性が本質だからである。無意識や志向性、記憶などの心的現象は意識ということをもって定義される(有毒ガスの有毒が生物を殺すということにより定義されるのと同じように)。意識は自然界のなかの因果的事実であるが、コンピュータによ2015/06/24

メルセ・ひすい

0
10. 07  心身論 果たして、「心」を持ったロボットは作れるのか。現代最高の知性が、この幻想を徹底して打ち砕き、人工知能プロジェクトの愚かしさを暴き出す。意識や心はあくまで生命現象と主張し、斯界を驚愕させた書。2008/05/23

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