内容説明
いくつもの大きな転機が、イエスの生涯と類似していることを明らかにし、新しい法然像に迫る。
目次
少年法然、求道の危機
地獄の恐怖と苦悩からの解放
浄土と神の国
子を思う母のまなざし
随喜の涙
寺院をもたぬ法然とイエス
門弟たちへ自戒自粛を求める「七箇条起請文」
諸宗教の共存・共生の原理
弟子たちから裏切られる法然とイエス
遊女・娼婦の救い
墨染の衣で生きぬく
著者等紹介
井上洋治[イノウエヨウジ]
1927年、神奈川県生まれ。東京大学文学部哲学科を卒業。1950年、遠藤周作らと共に留学のため渡仏。カルメル会修道院に入会、7年半にわたり勉学・修行後帰国。1960年、司祭となる。日本人の感性でキリスト教をとらえることに努めている。1986年以降、「風の家」を主宰。著書に『日本とイエスの顔』『余白の旅』『キリストを運んだ男』『福音書をよむ旅』など多数
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