内容説明
花鳥風月から博物学、浮世絵を経てドローン技術、AIまで。犬や猫よりもはるかに古い、鳥と人間の意外で多彩な関係を重層的に描きだす。
目次
第1章 「花鳥風月」は日本文化か
第2章 若冲と鶴亭の「博物画」の皮膜
第3章 江戸期の「国際的」な博物学
第4章 鳥を使う文化―アビ漁、鷹狩、鵜飼
第5章 現代における鳥と人間の風景
第6章 鳥と人工知能の未来学
著者等紹介
奥野卓司[オクノタクジ]
1950年京都市生まれ。京都工芸繊維大学大学院修了。京都芸術短期大学助教授、イリノイ大学客員准教授、甲南大学教授を経て、2019年まで関西学院大学社会学部教授。現在は同大学名誉教授、ヤマザキ動物看護大学特任教授の他、公益財団法人山階鳥類研究所所長を務める。専門は情報人類学、動物人間関係学。著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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イボンヌ
9
花鳥風月というキーワードをスタートにして、日本人と鳥の関わりを古代から現代まで。オオミズナギドリは御蔵島に住んでる時に毎日見かけた鶏で、食べた事もある。鳩が鎌倉時代などは、勇敢な武士の象徴であり現在のような平和の象徴ではなかった事実には驚きました。2021/10/13
こぶた
3
★★★ フライドチキンのおじさんと若冲?の表紙にほっこりとなる。鳥についてではなく、人間の生活との関わりについてまとめられていて、興味深く読める。が、最後の章は、急に科学的な見解からのまとめになってしまったようで、違和感を感じてしまい、ここでしばらくピタリと読むのが止まってしまった。2020/02/09
takao
0
ふむ2019/07/08
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