内容説明
10軒に1軒は持っている〈吉本ばなな〉と〈俵万智〉。全共闘世代の著者が若い世代と隙間を埋めながら、現代の心のあり方を探りつつ、その文学的意味を考える、おじさんのためのばなな・サラダ入門。
目次
俵万智論(「海を見に行く」;『サラダ記念日』)
吉本ばなな論(死との出会いと思い出の輝き―『キッチン』;家族と恋人―『うたかた』;語り手の位相―『サンクチュアリ』;失われた輝かしい過去―『哀しい予感』;分離される自己・天使と悪魔―『TUGUMI』;他人への負い目―『白河夜船』;ふたつの恋―『夜と夜の旅人』;三角関係とオカルト―『ある体験』)
俵万智と吉本ばなな(生活と思想;文学としての価値)
感想・レビュー
-
- 和書
- からだの意識