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内容説明
浮世絵と印象派を初めて仏日両国に紹介した明治の画商林忠正は、日本の近代絵画の誕生と、日仏文化の交流に大きく貢献した。豊富な新資料によってその生涯を辿り、彼が生きた世紀末のパリをも鮮かに描く書下し評伝。図版多数。
目次
第1章 渡仏まで
第2章 万国博覧会と日本美術
第3章 美術店を開く(若井兼三郎と忠正;ルイ・ゴンスと忠正)
第4章 浮世絵の渡仏(パリの日本美術店;浮世絵の流行)
第5章 林商会の独立とパリの交友(ヴィクトル・ユゴーと忠正;若井・林商会;「明治美術会」の誕生;黒田清輝と忠正)
第6章 浮世絵の高騰と蒐集家(フィリップ・ビュルティ;「日本美術友の会」と蒐集家)
第7章 エドモン・ド・ゴンクールと忠正
第8章 世紀末のパリで
第9章 1900年パリ万国博覧会
第10章 別離と死(妻と愛人ルイーズ;林の店の売立て;パリとの別れ;忠正の死とコレンションの散逸)