出版社内容情報
日常は不思議、不思議が日常。虚実のへだてを乗り越えてどこにも行かずにどこまでも行く。翻訳家のささやかな大冒険はつづく。待望の「ネにもつタイプ」第四弾!
【目次】
内容説明
日常は不思議、不思議が日常。虚実のへだてを乗り越えてどこにも行かずにどこまでも行く。翻訳家のささやかな大冒険はつづく。お待ちかね、『ねにもつタイプ』第四弾!
目次
無花果
ジンジャーエール
バスケットボール
失くしもの
バナ
ドーム
瞑想
シャンプー台
干支
バー
言い回し
いとまき
休暇
メッセージ
夏の総括
エボシ
ハンドブック
キノコのスープ
新年の誓い
シバジー〔ほか〕
著者等紹介
岸本佐知子[キシモトサチコ]
上智大学文学部英文学科卒。翻訳家。『ねにもつタイプ』で第23回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あんこ
33
岸本さんのエッセイのことは勝手ながら『華麗なる脱線』と呼んでいる。今回もまた、クラフト・エヴィング商會のイラストと、岸本さんの語りが絶妙にマッチして、癖になる一冊になっていた。岸本さんのエッセイの好きなところは、くだらない笑い話があるかと思えば、「え、何何」と急にこちらを混乱に巻き込んでくる話があるところ。あと相変わらずドッジボールとオリンピックを憎んでいて安心した。私は職業柄、子ども達と接する機会があるので、心に常に岸本さんを住まわせ、「ドッジボールは蛮族の遊び。ドッヂビーも然り」と諭している。2026/03/29
りつこ
31
相変わらずの面白さ。 なんでもない日常からぐにゃりと想像妄想の世界に入っていくこの感じがたまらない。 「恋バナのハブ」「オカルト馬鹿一代」は思わず笑ってしまった表現。 また新しい干支を考えてみようというのは他のところでも見たことがあるけれど、覚え方まで考えてくれているのが親切で好きだ。 トークショーにも行ったんだけど、最近のエッセイが以前よりも空想割合が増えていることについて「ほぼ家から出ないから現実との接点が少なくてすぐに脳内に入りがち」みたいなことをおっしゃっていたのが印象的だった。2026/04/18
M H
27
それはこっちが聞きたいよなタイトルの最新エッセイ。日常から妄想世界に、また日常へ。翔び具合が楽しいし、一体これ一日何時間やってるんだという気がしないでもない。長年変わらないトピックは五輪反対。著者が無視を決め込んでも無念なことに(?)開催されている。テレビ報道敢えてシャットアウトしてるけど、ずっと4位以下って空気なのか。「メダルキ◯ガイ」発言から変わらんなぁ。きっと悪の組織が裏で手を回しているに違いない。2026/04/12
いちろく
23
「ちくま」連載のシリーズ4巻目。オリンピック嫌いな著者の記載に思わず懐かしさも、変わらないな~。独特な視点や思考が読む側を引きずり込んでいく感覚がたまらず、ついつい読んでしまうのである。もちろん、新しい干支を考えて提案したり、ウォシュレットのリモコンとの相性が悪い様子など、笑いをこらえる内容もあり外で読むのは厳禁な点も変わらず。続編は5~6年後でしょうか? オリンピックのような気持ちで続編を待つとしますよ。余談ですが、昔悪の組織が人工太陽で人類を滅ぼそうとした気温が38℃だったと知り驚く。今もっと暑いよ。2026/04/23
しん
15
日常にあるちょっとした失敗や不安や疑問、ある日頭の中に芽生えた妄想などが題材となったクスッと笑ってしまうエッセイ。それが岸本佐知子さんのエッセイの魅力だと思う。あり得ないことではなく、体験してないものの想像できるような、ありそうな日常なのだ。『ねにもつタイプ』シリーズの第4弾。第1弾を読んでないので、近いうちに読みたい。ぜひ。2026/04/10




