出版社内容情報
高橋 久美子[タカハシ クミコ]
著・文・その他
内容説明
文筆活動10年、最新エッセイ集。東京と愛媛、詩と作詞、農業、大好きな本と音楽。高橋久美子が言葉を紡ぐとそこに特別な“日常”が生まれる。“生きる”ことは日々を“作る”こと。10年間の生活とそこにある創作の源流が詰まった1冊。
目次
1章 私の原材料(おITの人;風邪とともに去りぬ;奥さん ほか)
2章 日々の生活(鍬と鉛筆とスティック;一生のお願い;そうだ、長崎に行こう ほか)
3章 創作のこと(ご褒美のように歌詞を書く;無人島で歌いましょ;肩書 ほか)
著者等紹介
高橋久美子[タカハシクミコ]
作家・詩人・作詞家。1982年愛媛県生まれ。音楽活動を経て2012年より文筆家として活動。詩、小説、エッセイの執筆の他、アーティストへの歌詞提供や絵本の翻訳など創作活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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spatz
14
ドラマー・作詞家・詩人・翻訳。肩書きは何?と問われて思わず悩んでしまうような場面も描かれていた。チャットモンチーの曲をかけてみたりしながら読んだ。 すべてつながっているんだな。音楽活動引退、ということが経歴には並ぶのかもしれないけれど、分ける必要もないんだな、全てはつながっているのだから。後日 ディアボーイおとこのこたちへ という絵本も拝読しました。 書かれる文章のファンになった。 #NetGalleyJP 2022/09/14
tetsubun1000mg
11
初読み作家さんのエッセイだったが、日常の出来事を題材にして自分の気持ちを率直に書かれているようで読みやすかった。 元バンドのドラマーで作詞もやっていたとの事で、他のシンガーの詩の内容への解説や感想が独特で興味深い。 海外翻訳の絵本への取り組みの仕方が作詞家らしいアプローチで面白かった。2022/10/02
山のジョニー
8
『その農地、私が買います』で、作者の生き方とか文章が好きになったのでこのエッセイも読んでみた。私は受験科目で選んだ大学で、周りの大多数が進学するからという理由から院に進学し、なんとなく就活をしている。このまま適当に就職するのが怖かった。かといって、やりたいこととかないし、興味のあることを仕事にしようというバイタリティもない。それで暗い気持ちでいたが、このエッセイを読んで自分らしい生き方を模索してもいいんじゃないかと思えるようになった。なんとなく就職をするだろうが、その後ゆっくり生きた方を探そうと(続く)2022/10/03
いちじく天然水
2
サラーっと読めた、文章を書くこと、抵抗なく、私もしたいと思った。2022/12/12
たま
2
他人の人生とて繰り返し。この年代はこう思いやすいのかも。2022/10/10