出版社内容情報
恩田陸の新たな代表作・バレエ小説『spring』への熱いアンコールに応えた待望のスピンオフ刊行!
“けれど今、こうして僕らは一緒に踊っている。戦っている。
互いを理解するために、対話するために。
二人の神に近づくために。”
シリーズ累計11万部!
2025年本屋大賞にノミネートされた傑作バレエ小説『spring』。
本編では描ききれなかった秘められし舞台裏に加えて、深津、ヴァネッサ、ハッサン、フランツ、そして萬春自身はもちろん、永遠の師匠ジャン・ジャメやエリック・リシャールの教師コンビ、ロシア留学を果たした滝澤美潮など様々なキャラクターたちの気になる過去と未来を描く全12章の小説集。
中編「石の花」ほかたっぷりの書き下ろし&『spring』刊行時に期間限定で公開された幻の一篇「反省と改善」をはじめ、これまでに明かされた『spring』のストーリーを余すことなく完全収録。
【目次】
Ⅰ H. H.邸におけるチャリティー・ディナー・パーティ
Ⅱ 私の青空
Ⅲ 反省と改善
Ⅳ 夜明けの光
Ⅴ 眠りの森
Ⅵ DANCE in Matisse
Ⅶ 梅の木、桜、林檎の木
Ⅷ 砂金採り
Ⅸ 石の花
Ⅹ プレパラシオン
XI 新芸術監督へのインタビュー
XII すべての山に登れ



