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内容説明
米ソ二極の崩壊の激動の中で、ラディカルな社会批判と闘争を展開する思想家が、権力のメカニズムを鋭く撃つ―法と真理をめぐる白熱の講演「真理と裁判形態」、チョムスキーとの討論などを収録。
目次
1974(人間的本性について―正義対権力;『中国の第二の革命』について;『中国の第二の革命』について;D・ビザンティオスについて;権力のメカニズムにおける監獄と収容所 ほか)
1975(序文―B・ジャクスン『彼らの監獄 アメリカの囚人たちによる自伝』に寄せる;手紙―M・クラヴェルに宛てる;狂人の家;消防士が裏を明かす;政治とは、別の方法による戦争の継続である ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラウリスタ~
2
75年に『監獄の誕生』を出すので、それに関わるテーマを話すように求められることが多い。インタビュー、討論形式。討論としての面白さはある。チョムスキーとの対談で幕を開けるのだが、時間の制約もあり、いまいち話がかみ合わない。対談を成功裏に終えることなんて可能なのか?そもそも対談って形式が可能なのか。たまにインタビュアーがアホ丸出しの質問を投げかけたり。それはともかく、そこそこ読みやすく、そこそこ興味深いので、フーコー入門として読む本として、悪くはなかったようには思う。2012/06/30