出版社内容情報
言語活動が指し示すのはいかなる意味なのか──白眉のニーチェ論を転回点にヘラクレイトスからバタイユへ。哲学と文学を架橋し、意味の極北を探る渾身の第二部。
内容説明
意味と決別せよ。ニーチェ論を転回点にヘラクレイトスからバタイユへ、哲学と文学を架橋し、意味の極北を探る渾身の第二部。
目次
ヘラクレイトス
尺度、嘆願者
悲劇的思考
断言(欲望、不幸)
破壊できないもの
ニヒリズムについての考察
地獄についての考察
忘却、非理性
限界‐経験
分析の言葉
日常の言葉
無神論とエクリチュール、人間主義と叫び
時代の変化について―回帰の要請
著者等紹介
ブランショ,モーリス[ブランショ,モーリス] [Blanchot,Maurice]
1907年‐2003年。両大戦間期、非順応的な右派の若手の論客として知られる。その傍ら小説を書き始め、戦中には思想的立場を転換し、レヴィナス、バタイユらと親交を深めながら、文学のみならず哲学・思想にも関わる評論を書くようになる。戦後は創作とともに、文学・芸術の根本的、本質的諸問題に関わる評論を数多く発表した
湯浅博雄[ユアサヒロオ]
1947年香川県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科仏文学専攻博士課程単位取得。パリ第3大学大学院に留学。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授を経て、同名誉教授
岩野卓司[イワノタクジ]
1959年埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。パリ第4大学大学院博士課程修了。現在、明治大学法学部・教養デザイン研究科教授
上田和彦[ウエダカズヒコ]
1964年熊本生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科仏語仏文学博士課程修了。ストラスブール人文科学大学大学院に留学。現在は関西学院法学部教授
大森晋輔[オオモリシンスケ]
1975年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。現在、東京藝術大学音楽学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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