出版社内容情報
密教図像を概観し、なじみ深い阿弥陀、弥勒等の仏像を丁寧に解説する(『密教美術序説』)。また、四国巡礼の歴史や文化を優しく語った『四国遍路』を収録。
内容説明
第3巻は、密教美術を密教教義と修法儀式との関連の中に位置づける『密教美術序説』を収録する。密教における美術を、それ独自の秘められた美的世界としてとらえた必読の論考。併載の『四国遍路』では、自身も第四番札所大日寺の住職を務めた経験を踏まえ、霊場・遍路の歴史・文化を平易に解説する。四国八十八ヶ所巡礼の意味とは。
目次
密教美術序説
岡本太郎さんと縄文文化―空と海の響き6
井上靖さんと中国・敦煌―空と海の響き7
四国遍路―救いと癒やしの旅
三島由紀夫と仏教―空と海の響き8
著者等紹介
真鍋俊照[マナベシュンショウ]
1939年東京生まれ。高野山大学文学部仏教学科卒業。東北大学大学院文学研究科(インド学仏教史学)修了。東北大学助手、奈良国立文化財研究所文部技官、神奈川県立金沢文庫長、コロンビア大学客員教授、宝仙学園短期大学学長。四国大学教授を歴任。文学博士。仏画家。真言宗大僧正。四国八十八ヶ所霊場第四番札所大日寺名誉住職。密教、密教美術関連の著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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