内容説明
『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイしていただきます。この中には三人の人狼役がまぎれこんでいます。それ以外は村人側。毎日二十時に、住人は自分が人狼だと思う相手に投票してください。最も多くの票を集めた住人が死亡します。人狼は零時から二時までの間に部屋を出て、村人の中から一人を選んで殺害してください―』拉致した高校生たちに、殺しあいをさせる“殺戮ゲーム”―人呼んで(人狼ゲーム)。目覚めるとあたしはそれに参加していた。一体誰がどのような目的で行っているのか…。参加メンバーのひとりが、以前ゲームの様子を彼氏と見ていたと告白した。生き残るためには、殺しあいしかないのか?あたしは、ゲームを続けながら殺戮の連鎖から抜け出す方法を模索する。互いを信じられないなか、この牢獄からの脱出は可能なのか…!?
著者等紹介
川上亮[カワカミリョウ]
『並列バイオ』で第10回ファンタジア長編小説大賞・審査員特別賞を受賞(秋口ぎぐる名義)。『ラヴ☆アタック!』で第1回角川エンタテインメントNEXT賞を受賞。株式会社コザイク代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きっしぃ
38
狐がなくなって、こんどは狂人。主人公の陣営が明かされないまま進むので、ハラハラ感が少なめ、推理もままならない…(´・ω・`)もっと頭を使わせて欲しい。4作目まで読んだけど、1.2が面白かったかなー。2017/12/03
ひみーり
12
前作から7年ぶりに読んだ本作、面白かった。私は人狼プレイしたことあるけど初級者未満なので、本書をロジカルにアレはこうで、それは何にとか頭の中で分析出来ないので完全に理解して楽しむことが出来ないのですが、他の方はガチじゃなくてエンジョイ勢らしく楽しんでいるようなのでホッとしました(ガチの人はこの小説シリーズよりも名作リプレイ集を見たほうが楽しいと思うので住み分けが出来ているのだと思います)相変わらず読みやすい文章でサッと読める。人狼が小説で読めるこれだけで大目に見れます2024/05/16
陸抗
11
拐われた高校生達が、閉じ込められた建物の中で、強制的に人狼ゲームに参加させられる。今までの展開と違い、今回は、誰が人狼か探ると同時に、建物からの脱出を試みてた。首輪を外す方法を探し、隠しカメラの死角で作業する。今回の主人公の行動力は、シリーズの中で一番気持ちのいいものだった。しかし、かなりの人数を拐ってきてるはずなのに、ニュースになったりしてないのかな。 最後に、誰がどの役だったか、知りたかった。2017/10/24
ZⅢ
9
人狼ゲームの第4段!読みやすくて面白かった。今回は単純にゲームをクリアするのではなく、極限状態に追い込まれた時の人の心情の変化がうまく表されていたと思う。先日、リアルの人狼ゲームみたいのに参加してきたが、なかなか楽しかったので、本を読んでてまた行きたくなった。2016/07/26
あれくす
7
小6の弟が何故か私の部屋に置いていった本。折角だから読んでみたら、選択肢のないシミュレーションゲームみたいな雰囲気。キャラの感情や動きに慣れないまま、もやもやーっと進み、ラストはなんじゃそりゃ感。弟が言うには第4弾だからねーとのことなので、第1弾は楽しいのかな?2016/10/15