ちくまプリマー新書
大学受験に強くなる教養講座

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480687975
  • NDC分類 304
  • Cコード C0200

内容説明

英語・現代文・小論文は三位一体である。本書は、受験評論に共通するテーマである「現代」を、六つの角度から考察することで、読解の知的バックグラウンド構築をめざす。

目次

第1章 還元主義を超えて
第2章 言語とコミュニケーション
第3章 脱工業社会の到来
第4章 ポストコロニアルな世界史
第5章 アメリカ化する世界
第6章 現代民主主義の逆説

著者等紹介

横山雅彦[ヨコヤママサヒコ]
1964年兵庫県三木市生まれ。京都外国語大学外国語学部英米語学科卒業。東京外国語大学大学院地域文化研究科修士課程修了。専攻は地域研究(アメリカ)。全国屈指のカリスマ英語講師。豊かな英語ディベートの経験をもとに体系化した独自の英文読解法「ロジカルリーディング」と、地域研究の視点から政治・経済・社会・文化を横断的に捉えるあざやかなバックグラウンド解説が、難関大受験生の圧倒的支持を集めている。糸東流空手道二代宗家・摩文仁賢榮師に師事、師範免状を授与された空手の達人でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともひろ

22
大学に入る前にこういう本を読んでいると、入ってからの学問への向き合い方が変わったのかも。そういう意味では、いまの人たちは恵まれていますよね。2016/04/07

sekkey

7
社会人でも現代の世の中を大枠でとらえながらサラッとおさらいすることができる。脱工業化→世界のアメリカ化→今現在? 宗教関連の話などはやや難しかったが紹介されている本を含めて各分野の知識を広げて世界をもっと知りたいと思わせてくれる一冊2020/06/30

ken

6
作者は英語の予備校講師。大学受験生にとって「英語、現文、小論文」が三位一体となった力が必要性だと説く辺り激しく同意。この手の本のお決まり、現代思想を俯瞰することで必要なバックボーンを養うことが本書の主旨。といっても筆者の考えは各所に露骨にでている。ポパー、トクヴィル、ハイエクなど知らなかった人達も多く登場で興味深い。一貫して描かれているのはデカルトを系譜とする無批判的合理主義と、そこから受け継がれたアメリカ覇権主義への批判。最後は専門分野偏重的な現代の学問のあり方を強く批判していてその点でも受験生にお薦め2016/04/22

水無月十六(ニール・フィレル)

5
大学生活を勘違いしていたことを思い知らされた。講義をこなすことは一番ではないのだ。講義をこなすという表現自体が間違いなのだと気付かされた。大学受験にと書いてあるが今の大学生こそ読まなければならないと思う。大学は消化試合をやるところではないのだ。2015/11/06

TYURA BOY@CULTURE

5
受験評論のための知識を大雑把に解説。とはいえ、社会人でも十分に読み応えあり。特に、思想的画一化、具体的にはアメリカ的人権概念への懐疑の視点は参考になった。理解を深めるため、トクヴイル、デカルト、ハイエクを読むとしよう。・・(メモ)7月13~15日あたりに読了。不明確。2015/07/14

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