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ちくまプリマー新書
娘に語るお父さんの歴史

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  • サイズ 新書判/ページ数 173p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480687326
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0295

内容説明

「お父さんって子どもの頃どうだったの?」娘・セイコの素朴な疑問に、生きてきた時代を確かめる旅に出た父・カズアキ。「未来」と「幸せ」について考える物語。

目次

序章 お父さんだって、昔は子どもだった
第1章 子どもたちはテレビとともに育った
第2章 子どもたちは「パパとママ」に育てられた
第3章 子どもたちは「ふつう」を期待されていた
第4章 子どもたちは、小さな「正義の味方」だった
第5章 子どもたちは「未来」を夢見ていた
エピローグ きみたちがオトナになる日のために

著者等紹介

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務、「早稲田文学」編集などを経て、さまざまなジャンルを手がけるスーパーライターとして活躍した。1991年『ビフォア・ラン』で作家デビュー。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞受賞。2000年『ビタミンF』で直木三十五賞を受賞。精力的に小説を発表するとともに、現在もルポルタージュ、時評、評論、ドキュメンタリー番組出演など多方面の仕事を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

77
主人公和昭とは三歳違いで、私も同じような時代を生きてきたんだと改めて我が身を振り返った。娘とフレンドリーに語り合えるあたりが、やはり、パパママ世代から生まれた私たちなのかも。戦争も知らず、景気が上向きになっていく頃に成長してた。戦争時代を含む苦労時代を親たちはあまり語りたがらなかったから、ほとんど知らないし。今の子は、世の中が不安定なところで生きているから、私たちより苦労を体験してるかも。自分の生きてきた時代は、懐かしいし、よかった…と思えるのは世間知らずだからかな。自分の歴史を振り返る一冊に出会った。2014/11/03

18
自分の倍は生きているお父さんにもやっぱり子どものころはあったたんだよなあ、と不思議な感じ。今は当たり前にあるものがちょうど生まれたあたりで。昭和30年くらいというと、もういつなのか確かにわからない。50年くらいでどんどん新しいものが生まれは消えていく。自分がお父さんと同じくらいの年齢になったときにも、きっと同じ現象が起こっているのだろう。そう思うとやっぱり不思議。「パパママ」の呼び方にそんな意味づけがあったとは。2013/06/24

どあら

11
図書館で借りて読了。2019/05/31

ソラ

9
内容(「BOOK」データベースより) 「お父さんって子どもの頃どうだったの?」娘・セイコの素朴な疑問に、生きてきた時代を確かめる旅に出た父・カズアキ。「未来」と「幸せ」について考える物語。2010/05/22

こっこ

7
★★★☆☆ 重松氏より三歳年上の私。ほぼ同年代と言って良いと思うが、「あるある」と思える体験も勿論あるが、「え、これ違うんじゃないの」ってのもかなりあった。この小説仕立ての体感的歴史談は、例の如く重松節で締めくくられており、あまり成功しているとも思えないが、以下の文言には非常に共感した。「科学への信頼が、子供達に未来の予想図を色鮮やかに描かせてくれた」「いまがたとえ不幸でも未来に幸せが待っていると思えるなら、その時代は幸せなんだよ。つまり、未来が幸せだと信じることが出来る時代は、幸せなんだ」。うーん。2016/09/19

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