出版社内容情報
ねろねろ、うだで、あやまち、こくる、いちびる、もんげー、おとっちゃま、よんにゅ、いっすんずり……こんなの知ってた?人気の新聞連載からあっと驚く方言をピックアップ。
内容説明
「出身地鑑定!!方言チャート」で知られるシノザキ先生が集めに集め、書きに書いた『読売新聞』の人気連載から選りすぐりの212語を収録。北は北海道から南は沖縄まで、いざ、魅力溢れる方言の世界へ。方言を知れば、その土地が見えてくる。方言を知れば、日本が見えてくる。
目次
方言探偵団(北海道・東北―北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島;関東―茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川;中部―新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知;近畿―三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山;中国・四国―鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知 ほか)
共通語な方言(ものの呼び方 東vs西;先生、だいてくれるんですか?;「離合困難」、何が困難?;テレビ放送終了後のザーザー;信号“パカパカ” ほか)
著者等紹介
篠崎晃一[シノザキコウイチ]
1957年、千葉県生まれ。東京女子大学教授。専門は方言学、社会言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
42
塩味が濃いとき関西の人は「からい」といい、北陸の人は「くどい」という。逆に薄いとき関西では「みずくさい」といいい、北陸では「しょうむない」というらしい。一方東京を中心とした地域で使われる「うざったい」という若者言葉、じつは多摩地方で昔からあった方言とか。同様に面倒くさいの「かったるい」も江戸時代からあった言葉など、日本全国212語の方言を語源から解説する内容で、この手の本はついつい買っちゃいます。2024/03/30
HMax
34
やっぱり方言は面白い。生まれ育った地域や住んでる所はよく分かるけど、それでも不思議。埼玉のペケ、「絶対違う、30年も前のことでしょ」、と子供に一蹴されました。共通語な方言のコーナーが結構楽しく読ませていただきました。「水くさい」「身い入った」「使痛み」なんかは、やっぱり共通語ではなかったのかと感心しきり。 2023/06/23
めとろん
5
北は北海道から南は沖縄まで「方言」がいっぱい載っていて意味とわかりやすい解説があります。 知ってる土地のものはニヤリとしますし、似てるけど土地によって違うものを見つけると「へー」となります。 徳島の『あるでないで』と埼玉の「こそこそ』。 初めて聞いたけど、コレはわからないですねー。2022/06/22
hitomi
5
面白かったです。やっぱり、自分が生まれ育った土地や、住んだことのある土地の方言に親近感を覚えますね。地元の方言なのに、知らないものがあったり、「え、それって方言だったの?」と思うものもあったり。本の前半は、地域ごとの方言辞典になっています。後半の「共通語な方言」が2コマ漫画も含めて面白いです。2022/04/21
金監禾重
4
筆者の導入やオチのセンスになじめず、辟易しないでもないが、各項目を短い文章にきれいに収めてあり、見事。方言はなぜそのような表現になったのか、気になるものが多いが、多くの項目で由来となった古語を紹介してありうれしい。2024/08/29
-
- 洋書
- X-MEN N 01