出版社内容情報
苦しい時こそニヤリと笑え! 締切(ほとんど)守って40年。熱血漫画家が教えるスケジュール管理、ピンチを乗り切る方法、そして生き方。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
締切(ほとんど)守って40年。熱血漫画家が教えるスケジュール管理、ピンチを乗り切る方法、そして生き方を語る1冊。締切を守るには早くから手を付けるとか、いかに計画的にやるか以前に、自分がどこまでできる人間なのかを見定める闘いと語る著者が、スケジュールに能動的であること。編集者と意見対立した場合は自信を失わないように争わない、相手を立てながら勝手に裏切ると楽になれる。カッコいい負け方や妥協点を見出すこと、泣きながらでも手を動かす重要性など、実体験に基づいた迷言をいろいろ熱く語っていてなかなか面白かったですね。2025/11/27
akihiko810/アカウント移行中
23
漫画家・島本和彦はいかに締め切りを守り乗り越えて、漫画仕事をこなしてきたか、の本。印象度B+ 島本は、かなり無茶な量の仕事を引き受けてきたようだ。これも描き飛ばし型のギャグマンガ家だからできたことだろう。力を入れて描いた作品がそれほど売れなかったから、「もういいや」と肩の力を抜いて描いた「アオイホノオ」が売れるのだから、世の中はわからない。 現在は無茶な働きをやめ、家族を大事にし、故郷の北海道で父の事業の会社を継ぎ、経営者として「堅実に」二足のわらじで漫画家をしているが、正直本書の後半はつまらなかった2025/11/23
くさてる
22
「炎の転校生」で知り「吠えろペン」とか「アオイホノオ」も読み、Twitterとかでの発言も面白がっていた。この一冊はその面白さを裏切らない内容で、なんだかまるごと島本和彦。すごい大ヒットとか世に影響を与えるとかはないけれど、それでも漫画を描き続けてきたプロとしての、おしつけではない素直な独白だと思う。あの筆文字で描かれると、熱い主張のように思えるし、実際そうではあるんだけど、その裏にはもっと控えめな、冷静さや自虐の色がある気がする。「ヴァンパイドル滾」頑張ってください。2025/12/12
kei-zu
20
本を読んでいる間、文章が島本先生の声で脳内再生されました。気になる文章にラインを引いていたら、その量がとんでもないことに。「「この仕事になぜここまでしたんですか!?」っていう声を、私は聞きたい」とか良いですねぇ。名作誕生の話しも興味深いものばかり。「逆境ナイン」の舞台裏ってそうなの?と驚きました。付録のカウントダウンブック再録は拡大コピーして職場に貼っておきたい。2025/10/11
緋莢
14
<こんなタイトルの本を適当に手に取るぐらいだったら、まず机にしがみついてやるべきことをやれ!この本を立ち読みしたり、タイトルをクリックしたりする心の弱さを恥じろ!>面白そうって理由で、著者の漫画作品をほとんど読んだことないにも関わらず手に取った自分は、「はじめに」で 書かれていたこの文章に見事に貫かれました(ちなみに、立ち読みではなく、購入して読みました。 まあ、立ち読みで1冊読むなんて、どこぞの恥知らずと同じことやりませんよ)(続く 2025/11/05




