ちくまプリマー新書<br> ヤングケアラーってなんだろう

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ちくまプリマー新書
ヤングケアラーってなんだろう

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  • サイズ 新書判/ページ数 144p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480684240
  • NDC分類 369
  • Cコード C0236

出版社内容情報

中学校の1クラスに2人はいる――家族の世話や家事を行う子どもたちを指す「ヤングケアラー」。彼らがおかれた状況や支援の取り組みを知るための一冊。

内容説明

家族の世話や家事を行う子どもたちを指す「ヤングケアラー」。ケアを背負わなければならない背景には何があるのか。実態調査や当事者が語る経験を通じて、彼らがおかれた状況や支援の取り組みを知るための一冊。

目次

第1章 「ケアする人」のケアへの注目(今の制度ができあがった背景;「人口ボーナス」から「人口オーナス」へ;ケアを必要とする人は増えているのに人手は減っている;役割過多に陥る現代人;ひとり親家庭にのしかかるひずみ;軽んじられてきた「再生産」;見えてきた「ヤングケアラー」という問題)
第2章 実態調査から見えてくること(家族の世話をしている中高生の割合;ケアをされているのは誰か;どんなケアを行っているのか;生活への影響;ケアについて話せる人がいなくて孤独を感じる;感情面の健康;周囲の人への相談や求められているサポート)
第3章 ヤングケアラーが語る自身の経験(ごあいさつ;家族の紹介;いったいどちらがお母さん?;母のケア;幼少期から小学生まで;中学時代;高校時代;ショッピングセンター;最後に)
第4章 ヤングケアラーをサポートする人たち(埼玉県での取り組み―ケアラー支援条例;スクールカウンセラー―気持ちを受けとめてくれる存在;スクールソーシャルワーカー―環境を整えるためのサポート;いかに連携を取るかという課題;家庭でのケアが必要な人をサポートする専門職;地域福祉に関わる人たち;子どもの権利;おわりに)

著者等紹介

澁谷智子[シブヤトモコ]
1974年生まれ。成蹊大学文学部現代社会学科教授。専門は社会学・比較文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

26
ヤングケアラーってなんだろう。澁谷 智子先生の著書。ヤングケアラー問題がメディアに取り上げられるようになって久しい。ヤングケアラー問題を知る人が増えたかもしれないけれどヤングケアラーが本当に救われるようになってきたのかどうかは私は疑問。ヤングケアラーがヤングケアラーとしての責任から少しでも解放されたと感じない限りはヤングケアラー問題は何も解決に向かっていない。地方自治体や国が責任をもってヤングケアラーをサポートする義務があるはず。そうでなければ地方自治体や国は何のために存在するんでしょう。2022/08/04

spatz

16
自分自身ヤングケアラーだった看護師のチアキさんから: ヤングケアラーのみなさんへ いつも年れい以上の役割をしてくれてありがとう。 しんどい、こまった、わからない、もうイヤ・・・って気持ちになっていませんか? そういう気持ちになることは当たり前なんです。 大人の役割を引き受けることは大変です。むずかしいと思うけど、あなたの「しんどい」を大人の方にわたして下さい。 大人の力を使って下さい。子ども時間はあなたのものです。大人がするべきことは大人にまかせて、子ども時間を自分のために使ってください。2022/07/21

おはなし会 芽ぶっく 

14
近年耳にするようになったヤングケアラーという言葉。家族が大切でも、子ども時代の時間を奪うケアは間違っている。人とは違う、他の家族と違うと本人が気づくように周りの環境が必要。身近にはいないけれど子どもたちにも大人にも知っていて欲しい現実。2023/09/17

wiki

14
兵庫選出の参議院議員伊藤たかえ氏が自身のライフワークとして取り組む内容。本書は簡便な入門書。とても簡単に言うならば、幼い頃から支える側をしていたヤングケアラーからすると、頼り方があまり分からず、相談する精神的な余裕もない場合が多いのではないか。そうした人を見捨てず、かつ過干渉にもならない「精神的な信頼関係」と「有事に頼れる環境」をどう作るか。ある種のソーシャルワーカー的な事を自身もしている中で、「困難な状況にあるが、頼り方を知らない」方に対し、敢えてアプローチする「ゆるいお節介」を上手くしたいと思う。2022/06/04

須戸

13
大人でも家族の世話をすることは難しい場合が結構あるため、専門職が存在する。だから、子どもが家族の世話をすることも難しいことだと考える。正直に書くと、このような現実があると認識されるようになった時期は遅すぎた気がした。ストレスを抱えたときにサポートをしてくれる人がいれば良いが、この問題に関わらず、悩みがあるときになかなか相談できない、相談しても解決しないから余計にイライラするということがあることを知っているため、解決策は自分には思い浮かばない。とりあえず、現状をなるべく多くの人に知ってもらいたいとは思う。2022/07/17

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