出版社内容情報
日本語の古典を読む際に参照する「注釈」。それは、時代が下るごとに作品が読めなくなっていくのを何とか乗り越えようとした、先人たちの知的格闘の結晶である。本書は一条兼良、北村季吟、本居宣長といった注釈者や、室町期の『河海抄』から戦後の岩波「古典大系」にいたる注釈書をとりあげ、秘儀から実証、そして科学へという流れの下に注釈の歴史をたどる。さらに本文の確定や典拠の指摘、頭注形式といった具体的な技法にも踏み込んだうえで、将来あるべき姿を展望する。読者を古典と結びつけ、一人では到達できない地平へ導く注釈。その豊饒な世界をわかりやすく解説した、類例のない入門書。
【目次】
序章 注釈で古典を読む
Ⅰ 注釈とは何か
第一章 古典を読むことの意味
第二章 注釈が目指すもの
Ⅱ 注釈の歴史を辿る
第一章 古代・中世の注釈 ―― 秘儀としての注釈
第二章 近世の注釈 ―― 実証としての注釈
第三章 近現代の注釈 ―― 科学としての注釈
Ⅲ 注釈の技法
第一章 作品世界に深く分け入る
第二章 わかりやすく読むための工夫
終章 注釈の未来に向けて
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