ちくま学芸文庫<br> 崩壊概論

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ちくま学芸文庫
崩壊概論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512970
  • NDC分類 139
  • Cコード C0110

出版社内容情報

透徹した懐疑が矛盾の総体たる世界を熾烈なまでに問いただす。信念は解体され、拠って立つ基盤は崩壊する――。幻影の破棄と新たな幻影を希求した本書は、シオランが母語であるルーマニア語ではなくフランス語で初めて著した作品。未来に倦み、同時に言いようのない渇きに襲われながら、思想家は敗滅へと向かう人間の宿命を凝視する。繊細と皮肉、陶酔と幻滅、憤怒と倦怠、明視と錯乱……。不眠の夜々に咲いた断章群、それは、まぎれもなく現代の黙示録としてわれわれの精神に浸潤し、揺さぶりをかけるだろう。

解説 大谷 崇

内容説明

透徹した懐疑が矛盾の総体たる世界を熾烈なまでに問いただす。信念は解体され、拠って立つ基盤は崩壊する―。幻影の破棄と新たな幻影を希求した本書は、シオランが母語であるルーマニア語ではなくフランス語で初めて著した作品。未来に倦み、同時に言いようのない渇きに襲われながら、思想家は敗滅へと向かう人間の宿命を凝視する。繊細と皮肉、陶酔と幻滅、憤怒と倦怠、明視と錯乱…。不眠の夜々に咲いた断章群、それは、まぎれもなく現代の黙示録としてわれわれの精神に浸潤し、揺さぶりをかけるだろう。

目次

崩壊概論
発作的な思想家
頽廃のさまざまな顔
聖性と「絶対」のしかめ面
知の舞台装置
放棄

著者等紹介

シオラン,E.M.[シオラン,E.M.] [Cioran,E.M.]
1911‐95年。ルーマニア生まれの作家、思想家。1937年パリに移り住み、後年はフランス語で数多くの著作を残した。『歴史とユートピア』によりコンバ賞を受賞

有田忠郎[アリタタダオ]
1928‐2012年。九州大学大学院第二期修了。詩人、翻訳家、フランス文学者。専門はフランス詩。西南学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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∃.狂茶党

12
文庫になったので、初めてのシオラン。 ヨーロッパの歴史とキリスト教への理解が必要だし、神を持っていなければ、衝撃のほどは理解できない気がする。 できれば若い頃に読みたかったが、こうしてお手軽に読まれるようになることは、世間に毒を撒くことで、それは毒にも薬にもならないものをばら撒くよりも、喜ばしいことである。 この毒薬は苦いので、アホな人はあまり読まないと思われる。 2025/04/30

Go Extreme

1
あらゆるものが朽ち崩れていく様 悪臭の中を未来へ駆けずり回る人類 テウス的な誇大妄想 悪の根源 絶対的な教義への固執 狂気 自らが起源たらんとする欲望 不条理なものへの人間の努力 生命が奇跡に見えなくなった孤独 かつての充実感や狂気の喪失 認識はあまりに重い病 不幸の認識 腐敗し未来に漂う歴史 文明の死という芸術 むなしさを考える苦悩 腐り果て崩れ果てた私たち 真理を主張するのに信じる必要はない すべて溶け合い区別を失う事物 深ぶかい言葉 ほのかな手触りの欺瞞と慰め 希望を拒絶するという形の救い2025/05/16

taro035212

0
最初から最後までわからん。いつかわかる日が来るのか。それもわからん。2025/05/03

mori-ful

0
シオランは『生誕の災厄』を持っていたはずがどこかに行ってしまった。最後の「超人」をもじった、なめくじのような「下=人間」「人間の屑」という破滅的ヴィジョンが面白い。2025/04/13

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