内容説明
刀を彩る小宇宙の美と世界観。刀装具の魅力が満載の第2弾!最高峰の技術を誇る金工師たちが魂を込めて作りあげた名品の数々を丁寧に解説。刀剣だけじゃない刀装具の魅力をさらに深堀りした一冊。
目次
第1章 刀装具の基礎知識(刀はなぜ装飾されたのか?;折紙とは―七日は何の日?;鐔;刀装具の用語解説 ほか)
第2章 刀装具作者別・作品紹介(荒木東明 雁図大小縁頭;石黒是美 松猛禽図縁頭;石黒政美 牡丹孔雀図大小鐔;泉“柳泉”公士郎 安親写し・水龍図鐔;一宮長常 鹿島事触之図目貫 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
114
「方寸の美、精美を極る」とはこういう本のためにある言葉であろう。「超絶技巧」は明治ではなく江戸から既にそうであったのだという他はない。ちょっとした珍品であるが「大石良雄佩用の鍔」なるものが現存しているが、著者の言う通り「5万石の大名の城代家老」の道具としては、センスといい作品の出来といい、所持銘が無ければ5万くらいで斯道への入門品として六点が間違って入手しかねぬようなガッカリな逸品であった。しかし、見ていて感じるのは作者たちのアニミズムと言うべきな動物への視線の優しさである。2023/05/28
kaz
1
刀装具に関する初歩的な用語もよくわかる。図書館の内容紹介は『美しい芸術品であると同時に、各時代の風俗や文化、思想を象徴するものでもある刀装具。最高峰の技術を誇る金工師たちが魂を込めて作りあげた名品の数々を、カラー写真とともに丁寧に解説する』。 2023/06/10
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