ちくま学芸文庫<br> 色彩について

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ちくま学芸文庫
色彩について

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512840
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0110

出版社内容情報

死を前にしたウィトゲンシュタインは、ゲーテに触発されて「色彩」の概念を徹底的に考察した。最晩年の思想が端的に表れた遺稿集。解説 村田純一

内容説明

色の概念の論理は見かけ以上に複雑だ―。病床にあった晩年のウィトゲンシュタインは、ゲーテの『色彩論』に触発され、死の直前まで「色彩」の問題を考察し続けた。透明で白いガラスはなぜ想像できないのか、「赤っぽい緑」というような色はありうるか、全員が色盲である民族を想像してみよ…。『哲学探究』で示された「言語ゲーム」などの視点を採り入れた「色の論理学」ともいうべき思考実験は、われわれが自明視しがちな色彩概念を根本から揺さぶり、深い探究へと読者を誘う。同時期の遺稿『確実性の問題』にも通底する点がみとめられる、晩期の思想が端的に表れた断片集。

目次

第1部
第2部
第3部

著者等紹介

ウィトゲンシュタイン,ルートウィヒ[ウィトゲンシュタイン,ルートウィヒ] [Wittgenstein,Ludwig]
1889‐1951年。ウィーンのユダヤ系富豪の家に生まれる。航空工学や数学を学んだ後、フレーゲやラッセルの影響を受けて論理学などを学ぶ。『論理哲学論考』の完成によって哲学問題をすべて解決させたと考え、その後、小学校教師などの職に就いたが、自己の言語理論への批判的検討を通して新たな転回を遂げ、哲学者としてケンブリッジ大学に復帰。後年の思想は『哲学探究』へと結実する

中村昇[ナカムラノボル]
1958年生まれ。中央大学教授

誠嶋貞徳[セジマサダノリ]
1965年生まれ。中央大学・国士舘大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

春ドーナツ

14
頭の体操をしているような読書感でした***先日、それほど間をあけずにラッセルの書物を紐解いていた。ラッセルというと、なんかヴィトゲンシュタインに翻弄された人、という個人的なイメージがある。で。ラッセルを読みながら、ヴィトゲンシュタインのことが頭の中にあったまま、ある日「WEB本の雑誌」の新刊コーナーで、本書の文庫化を目の当たりにしたものだからびっくりした。たとえば、この本は私のために書かれたに違いない、みたいな感じの奴です。何事もそうだろうけれど、突き詰めて思索を深めていくと、世界の訳の分からなさに唖然と2025/02/08

Ex libris 毒餃子

14
色を認識する行為を論理学の視点から執拗に考察する本。『論理哲学論考』で語り得るものの範囲を限定していく作業と似たように色について論理学的に論証可能な点を探っている。認識は現象学の得意分野だがヴィトゲンシュタインはあくまでも論理学で対象を扱う。特に文章としては成り立つが実在があり得ないものや灰色について、または色覚多様性のあり方が俎上に上がる。2025/01/30

ゲスト

0
透明な白はなぜ想像出来ないのか?緑は黄色と青の中間色と言われる。では、なぜ、黄色がかった青や青がかった黄色と言わないのか?色盲の人にとっての色盲は何を意味するのか?等、色彩に関する論をウィトゲンシュタインが論じる。言語ゲームはあくまで生活の中のものではあるが、しかし確実性を持つ。キングのいないチェスをしているプレイヤーは一見すると意味不明である。/色に関する論理がここまで複雑な事に驚いた。ウィトゲンシュタインの書籍の中では極めて簡単な方。これで、文庫で出てるウィトゲンシュタインは一通り読み尽くした。2025/02/26

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