ちくま学芸文庫<br> 言葉を復元する―比較言語学の世界

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ちくま学芸文庫
言葉を復元する―比較言語学の世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512697
  • NDC分類 801.09
  • Cコード C0180

出版社内容情報

記録以前の言語を再建し、言語変化のメカニズムを解き明かす――それが比較言語学という営みだ。第一人者がその手法を丁寧に紹介する最良の入門書。

内容説明

言語はいかにして生まれ、変化するのか。そのメカニズムを解明するのが比較言語学という学問だ。現存する言語や死語となった言語を突き合わせることで記録以前の言語を再建し、各言語を歴史的に位置づけていくその試みは、ソシュールをはじめとする多くの学者たちを魅了してきた。本書では、ヒッタイト語などの印欧アナトリア諸語のみならず、ギリシア語、ラテン語、古教会スラブ語、古期アイルランド語、ゲルマン語、サンスクリット語など、多数のインド・ヨーロッパ語に通じた世界的な比較言語学者が、その本質や具体的アプローチを丁寧に掘り下げて紹介する。第一人者による最良の入門書。

目次

第1章 言語の歴史を考える(言語は変化する;言語の歴史的研究とは ほか)
第2章 比較方法(祖語を推定する;比較方法 ほか)
第3章 内的再建法(条件変化の起こった環境が残っている場合;条件変化の起こった環境が失われた場合 ほか)
第4章 類推(類推の役割;パラダイムの画一化 ほか)
第5章 生成文法から音変化をみる(生成音韻論とは;言語変化のメカニズム ほか)

著者等紹介

吉田和彦[ヨシダカズヒコ]
1954年、大阪生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程言語学専攻研究指導認定退学、コーネル大学大学院博士課程言語学専攻修了(Ph.D.)。京都大学大学院文学研究科教授を経て、現在は京都産業大学外国語学部客員教授、同ことばの科学研究センター長。京都大学名誉教授。日本学士院会員。専門は、印欧語比較言語学、歴史言語学、一般言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

2
言語の歴史を考える: 言語は変化する 言語の歴史的研究 解読 比較方法: 祖語を推定 比較方法 再建される祖語の性格 系統樹・波状モデル 変化の起こった相対的な時期 内的再建法: 条件変化の起こった環境が残っている・失われた場合 内的再建法の限界 類推: 類推の役割 パラダイムの画一化 残存形式 クリウォーヴィッチの類推の法則 類推と内的再建法 生成文法から音変化をみる: 生成音韻論 言語変化のメカニズム 規則の追加 基底表示の組み替え 規則の順序替え 規則の消失 規則の挿入 生成文法と類推2024/12/08

Go Extreme

1
失われた祖語再建 言語史解明の魅力 言語変化の規則性:音変化は規則的 科学的基礎 文字との関係注意 祖語再建の手法:同源語認定 音対応探求 借用語も参考に祖形 変化規則推定 言語変化モデル:系統樹 波状(接触 サテム ケントゥム)モデル 類推:新形式生成の重要要因 パラダイム画一化 パターンに基づく変化 内的再建法:比較方法と異なり単一言語内部からの先史推定(ソシュール) 限界 生成文法視点:規則体系としての言語 文法変化メカニズム考察 結論:言語変化のダイナミズム 言語能力の根源に迫る 知的好奇心刺激2025/04/17

Teo

0
発行自体はかなり前だけど、中身は多分今も充分に通用する内容だと思う。いや、言語学者ではないのでそこは分からないけど、分析の仕方を見るとそう見える。そしてこうやって過去の言語を再建するのかとしみじみと思った。2025/03/03

Mits

0
素人からすると概要どころか雰囲気を味わった程度ですが。それでも、手掛かりから法則を見つけ出し、それを遡ることで今はない祖語を再建していくというのは、謎解きのように楽しかろうと思う。 印欧語というのは当時の学問の中心地で話され、なおかつこれだけの同族語のバリエーションもあったわけで実に恵まれていたことだなぁ2025/02/28

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