ちくま学芸文庫<br> 古代技術

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ちくま学芸文庫
古代技術

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512406
  • NDC分類 502
  • Cコード C0122

出版社内容情報

戸や錠といった木工芸から、蒸気機械、通信術、飛び道具、化学まで。古代ギリシアを中心とした臨場感あふれる技術史講義。図版多数。解説 三村太郎



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古代ギリシアを中心とした技術史であり、当時の科学技術水準の高さを豊富な実例で伝える。著者ヘルマン・ディールスは、『ソクラテス以前哲学者断片集』の編纂者としても知られる古典文献学の権威。取り上げる技術は、戸や錠といった木工芸から、蒸気機械、通信術、飛び道具、時計、化学技術まで幅広く、登場人物もアルキメデス、ホメロス、ヘロン、ウィトルウィウス、デモクリトスなど縦横無尽だ。史料や文学作品を駆使し、精緻な文献学的知識と古物再現への情熱をもって行われた、臨場感あふれる古代技術講義。

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錠、飛び道具、自動聖水装置から、

通信術、着色術、目覚まし時計まで。

驚きの創造力!

内容説明

古代ギリシアを中心とした技術史であり、当時の科学技術水準の高さを豊富な実例で伝える。著者ヘルマン・ディールスは、『ソクラテス以前哲学者断片集』の編纂者としても知られる古典文献学の権威。取り上げる技術は、戸や錠といった木工芸から、蒸気機械、通信術、飛び道具、時計、化学技術まで幅広く、登場人物もアルキメデス、ホメロス、ヘロン、ウィトルウィウス、デモクリトスなど縦横無尽だ。史料や文学作品を駆使し、精緻な文献学的知識と古物再現への情熱をもって行われた、臨場感あふれる古代技術講義。図版多数。

目次

第1講 ギリシア人の科学と技術
第2講 古代の戸と錠
第3講 蒸気機械、自動装置、賃金表示機
第4講 古代の通信術
第5講 古代の飛び道具
第6講 古代の化学
第7講 古代の時計

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

48
古代のテクノロジーというと、ついオーパーツと結びつけたくなるが、100年前に書かれた本書は、当時の文献学を駆使して、遺物の乏しい古代技術の実像を描こうとした著作。現代のオカルト本によくある古代への過大評価とは無縁だ。本当に驚くべきなのは昔の技術水準の高さよりも、必要な技術を、知恵を働かせて考え出した古代人の工夫の姿だろう。エレクトロニクスも精密機械もない時代に、遠距離通信や時計をいかに実用化できるか、なのである。今日有名なアンティキティラの沈没船の機械も著者が知っていて原注に述べていることは特筆に値する。2024/04/29

kokekko

3
1914年ごろの本。私たちは古代の王さまたちの名前は知っているが、はじめて日時計を作った人や、ギリシャ火を作った人の名前は知らない。記録されていないからだ。「技術者たちは不当に軽視される」と作者は書く。かんぬきに始まりガザのヘラクレス時計まで綴られる絢爛たる『技術』の数々に度肝を抜かれた。面白かったのは、コインを投入するとシャワー式に水が出てくる神殿の聖水機、可愛らしい初期の錬金術書に出てくるウロボロス、そしてガザの大時計だった。今はなき技術者たちに心からの敬意を。2024/08/14

tokumei17794691

3
・ファンタジー世界の創作で、近代技術をどこまで出すか? との議論に参考になり、かつ作者自身を納得させるに資する一冊。紀元前から水時計の目覚まし時計があり、紀元後2世紀には蒸気機械、聖水の自動販売機があった(1600年代の蒸気製粉機の図版もあり)。紀元前の暗号通信、たいまつを使っての発火通信にも詳しい。・1910年代のドイツでの講演をまとめたもので、現代日本人として分かりにくい例えも散見される。また1970年の翻訳なので、改行が少ない。読みやすいとは言えぬが、図版の多さである程度それが補われている。2024/05/23

Mits

1
20世紀の前半、戦間期のドイツで書かれた科学史の基礎となった本であるらしい。伝わった資料の記述と遺物から考えて、古代ギリシャで何をどこまでできたのか。 これだけの天文の知識とからくりを作製する能力があればアンティキテラの機械も別に謎でもなく、そりゃ作れるよな、と。2024/07/11

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