ちくま学芸文庫<br> ペルシャの神話

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ペルシャの神話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511799
  • NDC分類 164.263
  • Cコード C0114

出版社内容情報

天地創造神話から、『王書』に登場する霊鳥スィームルグや英雄ロスタムの伝説までをやさしく語る。ペルシャ文学の第一人者による入門書。解説 沓掛良彦

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ゾロアスター教や古代ペルシャの伝承、そしていまなおイランの人びとがそらんじる叙事詩『王書』をもとに、ペルシャ神話の主要な登場人物・名場面を紹介する。善神アフラ・マズダーと悪神アハリマンが競い合う二元論的世界観、蛇王ザッハークの悪政、霊鳥スィームルグに育てられた白髪の子ザール、700年生きた英雄ロスタムの栄光と悲劇……。アラブ、ギリシャ、トルコの多種多様な民族が混淆するイランの地に生まれたペルシャ神話は、「めぐる天輪」によりもたらされる幸不幸、人の世の儚さや運命の惨さへの嘆きに満ちている。ペルシャ文学研究の第一人者がやさしく物語る入門書。
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「めぐる天輪」が支配する嘆きの世界
ペルシャ文学の第一人者が語る入門書

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【目次】
はじめに イラン人の心を読む  

Ⅰ 天地創造の神話
宇宙のはじまり  
天地創造の時代
光と闇の戦い  

Ⅱ 国造りの神話
カユーマルスからジャムシード王まで  
ジャムシード王のうぬぼれ  
蛇の王ザッハーク  

Ⅲ 邪悪の蛇王
ザッハークの夢  
ファリードゥーンの誕生  
かじ屋のカーヴェ
牛頭の矛  
ザッハークとの戦い  

Ⅳ 善き王ファリードゥーン
ファリードゥーン王  
三人の王子  
イエメン王の婿選び  
国分け  
兄弟のいさかい  
非業の死  
イーラジの孫マヌーチェフル  
復讐  
老王の悲しみ 

Ⅴ 英雄時代
一 霊鳥に育てられた幼な児  
二 英雄の恋  
三 ロスタム武勇伝  
四 父と子の戦い  

おわりに  
文庫版あとがき  
解説 ペルシャ神話の多彩な世界(沓掛良彦)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハルト

11
読了:◎ イランも含めたペルシャ帝国の神話。神々の戦いによる国作りに始まり、神々から人間の英雄へと引き継がれていく伝承 。超然としながらもどこか人間臭い英雄たちの物語は、「めぐる天輪」によって翻弄されたりもする。英雄の失脚、英雄の復興、英雄の血筋と邪神の血筋とのロミジュリ的ロマンス、親子とは知らずの決闘。読みやすい翻訳で、するすると壮大なペルシャの神話に触れることができた。本書は叙情詩「王書」元にしたダイジェスト版的なものだったので、気軽にペルシャ神話に触れたい人にはいいかも。「王書」のほうも読んでみたい2023/06/02

じぇろポーta

3
筆者がはじめに述べているように、イスラム化以降~近現代までのペルシア人(現イラン国民)の間で語り継がれてきた神話(伝説)ということもあり、ゾロアスター教要素がもろに出てるのは創世神話くらいで、ほとんどを超人的な王や英雄たちの栄枯盛衰の物語が占める。原書刊行がイスラム革命から数年しかたっていない時代(1982年)のため、現代イランの風習を紹介した図版が世俗王政時代のものだったりして興味深い。四方を囲む異民族は基本悪役であり、トルコ(トゥーラ―ン)やアラブから蛇王ザッハークをはじめとした大敵が2023/08/12

ぴのたきのこ

2
長期政権はよろしくない。朝と夜とが交互に訪れるように善と悪とが入れ替わったりするのが興味深かった。根っからの善/悪などそうそう存在しないということだろうか。2023/06/25

ばららいか

1
泣いた2023/10/25

in medio tutissimus ibis.

1
天地創造以降は怪力乱神が身を潜め、物語としては神話や昔話で見覚えのあるモチーフが散見される。他にないなと思う点は、戦士の武装が馬と槍と投げ縄である点。投げ縄は日本ではあまり注目されなかった武器である。ラプンツェルよろしくお姫様の髪を伝って英雄が逢引きしに行く件があるのだけれど、そこで美女の巻き髪は恋を捉える投げ縄でありそれを手にした男の心はそれに捕らわれたのだ、という。髪をロープにしたら痛みそうだし重そうだしと思っていたが、イメージの上では攻めの展開であるらしい。恋の魔力に例えられるほど重視されていたのか2023/08/27

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