ちくま学芸文庫<br> 現代美術逸脱史―1945~1985

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ちくま学芸文庫
現代美術逸脱史―1945~1985

  • 千葉 成夫【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480510709
  • NDC分類 702.16
  • Cコード C0170

出版社内容情報

具体、もの派、美共闘……。西欧の模倣でも伝統への回帰でもない、日本現代美術の固有性とは。鮮烈な批評にして画期的通史、増補決定版! 解説 光田由里

===
「美術」とは何かが問い直される時代にあって、日本の美術家たちは、どのような思想のもとにいかなる創作活動を展開してきたか。具体、ハイレッド・センター、もの派、美共闘、ポストもの派……。戦後40年の日本美術の流れを跡付け、欧米の模倣でもなく、伝統への回帰でもないその逸脱の軌跡の中に、日本固有の「美術」の萌芽を読みといていく。作品や展覧会をもとに論じるだけでなく、針生一郎、宮川淳らの批評や、李禹煥ら作家の思想も追った。「類としての美術」を提唱した鮮烈な批評にして画期的通史、およそ100頁の増補を加えた決定版。 解説 光田由里
===

日本戦後美術は何を問うたか
具体、もの派、美共闘、ポストもの派……。
鮮烈な批評にして画期的通史、増補決定版。


【目次】
序 

第一章 「具体」―アンフォルメル―「反芸術」
Ⅰ 批評の推移 
Ⅱ 「具体」とは何か 
Ⅲ アンフォルメル
Ⅳ 「反芸術」のとらえなおし 

第二章 一九六〇年代
Ⅰ ハイレッド・センターから「環境芸術」へ 
Ⅱ 日本概念派 

第三章 「もの派」
Ⅰ 「もの」の位相の展開 
Ⅱ 世界とのかかわりの思想 

第四章 一九七〇年代
Ⅰ 美術学生の反乱 
Ⅱ 類としての美術 
Ⅲ 美術の現在

増補 この先へ
増補へ 
Ⅰ 「もの派」の展開と変容 
Ⅱ 「ポストもの派」の展開 1
Ⅲ 「ポストもの派」の展開 2
Ⅳ 「いま」のあとさき 

註 
あとがき 
文庫版あとがき 
文庫版解説にかえて(光田由里)

内容説明

「美術」とは何かが問い直される時代にあって、日本の美術家たちは、どのような思想のもとにいかなる創作活動を展開してきたか。具体、ハイレッド・センター、もの派、美共闘、ポストもの派…。戦後40年の日本美術の流れを跡付け、欧米の模倣でもなく、伝統への回帰でもないその逸脱の軌跡の中に、日本固有の「美術」の萌芽を読み取っていく。作品や展覧会をもとに論じるだけでなく、針生一郎、宮川淳らの批評や、李禹煥ら作家の思想も追った。「類としての美術」を提唱した鮮烈な批評にして画期的通史、およそ100頁の増補を加えた決定版。

目次

第1章 「具体」‐アンフォルメル‐「反芸術」(批評の推移;「具体」とは何か ほか)
第2章 一九六〇年代(ハイレッド・センターから「環境芸術」へ;日本概念派)
第3章 「もの派」(「もの」の位相の展開;世界とのかかわりの思想)
第4章 一九七〇年代(美術学生の反乱;類としての美術 ほか)
増補 この先へ(「もの派」の展開と変容;「ポストもの派」の展開 ほか)

著者等紹介

千葉成夫[チバシゲオ]
1946年生まれ。美術批評家。早稲田大学大学院文学研究科西洋美術史専攻博士課程単位取得退学。フランス、パリ第一大学博士課程留学(同・大学博士号取得)。東京国立近代美術館学芸員、中部大学教授を務めた。国内外の多くの展覧会企画等にも携わる。著書多数。2002年4月から美術批評雑誌『徘徊巷』を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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阿部義彦

11
赤瀬川原平さんのいたハイレッドセンターの事が触れられていたので、軽い気持ちで手に取ったら、結構難しくて読むのに苦労しました。図版が多いのは理解の助けにはなりました。1945~1985とあるとうり戦後現代美術の総決算を目指した本です。ハイレッドセンターはハプニングやパフォーマンスの要素もあり、風俗よりでしたが、その後のもの派は純粋芸術の方を目指した感じがします。この本では増補としてその後の村上隆、会田誠などにも触れられています。アンフォルメル→ネオダダ→ハイレッドセンター→もの派→ポストもの派が大きな流れ。2022/10/18

kana0202

1
これまで通史のなかった日本戦後美術史をまとめあげ、日本固有の歴史としてまとめあげた力作。増補は微妙な感じは否めないが、本編は非常によくできているし参考になった。中原や針生、東野の批評が簡単に読めるようにならないか、どこかで文庫化を望む。具体展や李禹煥展が開かれているなか、作家論はあれど時代背景まで意識した批評の本は珍しい。こういった本がもっと文庫化すると嬉しい。2023/01/05

十文字

0
この本でいう逸脱とは、所謂美術史から逸脱した当時(50~80年代)の日本の現代美術そのものであり、本書はそういった視点から見る美術史。 もの派のあたりは本当に整理するのが難しい。2023/01/23

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