出版社内容情報
意思決定の場に直面した時、問題を解決し目標を達成する多くの手段から、最適な方法を選択するための論理的思考。その技法を丁寧に解説する。
内容説明
「マンションか一戸建てか」「戦略基地は、海外にどのように配置し、構成すべきか」。システム分析とは、このような何をなすべきか(What to do)といった意思決定の場で有用な技法である。これに対してHow to do、いかに上手くなすべきかの技法がオペレーションズ・リサーチで、両者は車の両輪の関係にあり、しばしば戦略と戦術に例えられる。本書は、第1章で有用性、第2章では費用効果分析によるシステム分析の手順、第3章はその歴史が語られ、例題、挿図を用いてシステム分析の考え方が平易に解説される。政策決定、経営、資源配分、情報技術等、様々な局面で使用される意思決定の技法入門。
目次
第1章 システム分析の意義(システム分析の有用性;従来の意思決定において陥りやすい落とし穴)
第2章 システム分析の方法(システム分析の一般的手順;同質の機能を果たすシステム案の中から選択する場合;異質の機能を果たすシステム案の中から選択する場合)
第3章 システム分析の沿革
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
2
システム分析の意義:システム分析の有用性 従来の意思決定において陥りやすい落とし穴 システム分析の方法:システム分析の一般的手順 同質の機能を果たすシステム案の中から選択する場合 異質の機能を果たすシステム案の中から選択する場合 システム分析の沿革2021/07/25
affistar
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「何をなすべきなのか」という意思決定の場で使われるやり方を解説した本です。費用対効果などの前に、達成したい目標を明確にしたり、達成度合いを測る尺度を決めたりなど、お作法的な順番が規定されていて、それを1ステップずつ解説してくれています。改善した後の効果など、事前にはっきりできないこともあるのでしょうが、条件が変わったらすぐに再計算できるようにした方が良いとのこと。何かを決めるときには後戻りできないことがほとんどなので、色々考えないといけないのだなと思いました。2023/01/02