ちくま学芸文庫<br> 甘さと権力―砂糖が語る近代史

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ちくま学芸文庫
甘さと権力―砂糖が語る近代史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 527p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480510488
  • NDC分類 588.1
  • Cコード C0120

出版社内容情報

砂糖は産業革命の原動力となり、その甘さは人々のアイデンティティや社会をも変えていった。モノから見る世界史の名著をついに文庫化。解説 川北稔

内容説明

われわれが生きている社会や文化は、どのようにして形成されてきたのだろうか。その問いに砂糖を素材にして明確に答えたのが本書だ。世界中の人々にとってなくてはならないものとなった砂糖は、世界最初期の工場生産物として生産され、その収益が産業革命を引き起こす大きな要因となり、かつまた労働者の栄養源ともなって工業化を支えた。それと同時に人々の嗜好はこの甘さによって大きく変わり、社会も劇的に変わっていく。しかしその一方で砂糖生産国は、世界商品となった砂糖に隷従する道を運命づけられることになる。モノを通して世界史を語る先駆けとなった世界的名著を、ついに文庫化。

目次

第1章 食物・社会性・砂糖(主食=中心と薬味=周辺;ヒトは甘党か?)
第2章 生産(砂糖はコーランに従う;新世界の先駆者スペイン ほか)
第3章 消費(砂糖の用途;特権階級の香料 ほか)
第4章 権力(消費の拡大と権力;砂糖をめぐる諸勢力 ほか)
第5章 食べることと生きること(現代社会の消費とアイデンティティ)

著者等紹介

ミンツ,シドニー・W.[ミンツ,シドニーW.] [Mintz,Sidney Wilfred]
1922‐2015年。アメリカの人類学者。イェール大学、ジョンズホプキンス大学で教壇に立った。主にカリブ海域を調査対象とした研究は、世界中の歴史研究者、経済史研究者に影響を与え、今なお先駆的な研究として支持されている

川北稔[カワキタミノル]
大阪大学名誉教授。専門はイギリス史

和田光弘[ワダミツヒロ]
名古屋大学文学部教授。専門はアメリカ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ちり

4
“われわれは、かれらの消費活動を誘導することによって、かれらの自己像に影響を与える。つまり、かれらが自分自身をどんな人間だと考えているのかという、まさにかれらのパーソナリティの構成にまで、立ち入ることになるのである。消費の仕方如何で人間そのものが変わってしまうというこの複雑な考え方は、煙草や砂糖、紅茶が使用されるようになった際に、資本主義体制がもたらしたものである/すなわち、身分に基づいた中世的な社会から民主的な資本主義工業社会へ移行したことこそ、密接に関係していたのである”2021/07/04

ポルターガイスト

4
ミンツという筆者の名前がお菓子みたいだし表紙がかわいいなと思って勢いで買った。なかなかよかった。硬度パキパキに仕上げた文化人類学版『砂糖の世界史』(川北稔)って感じ。読み終わってから「これなら岩波ジュニア新書のほうが簡単でええんちゃう」と思って『砂糖の世界史』読んでみたがそんなことは全然なかった。川北本はやはり子ども向けなので筆者の主観がやたらと感じられて(わりと川北先生の本そんなイメージあるけど)個人的には苦手だったが,この本はやはり大人向けのビターさと安定感があり,最後まで楽しく読めました。2021/06/15

ウラー

1
p47「食事を分かち合うという行為そのものから生じるきずなが、人を互いに結びつける」日本語でも同じ釜の飯を食うという表現がある。人類普遍の現象か。p57「主食作物」近代日本人にとっての米。近代以降のヨーロッパ人には理解しにくい概念のようだ。p136「工業」筆者は少し抵抗を感じつつも、サトウキビプランテーションを工業と呼ぶ。私には、市場向け商品の大規模生産施設という点で同じ括りでよいと思うが、筆者らヨーロッパ人にとっては、強制労働で、機械が少ない産業は工業と呼びにくいらしい。2021/07/09

茅野

1
語り口が面白く、長くとも楽しく読める。繰り返しの内容も多く、「砂糖史」と思って読むと多少冗長だが、社会学と絡めた論考は興味深い。2021/07/06

mirai

1
サトウキビから精製される砂糖(蔗糖)をテーマに、近代世界システムにおける「資本主義の寵児」としての砂糖の役割から砂糖の普及に伴う労働者階級の食生活の変容までを論じる。砂糖は富裕層の奢侈品だったものが、18世紀以降に庶民にも普及しはじめ、食生活を大きく変容させた。「甘いものは女子供の食べ物」というイメージも、砂糖が労働者階級に普及する過程で、高価なたんぱく質を稼ぎ手の男が独占した一方で、安価なカロリー源として妻子に砂糖が配分されていたという、家庭内分配がその起源にあるのではないかという指摘などが興味深い。 2021/05/20

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