ちくま文庫<br> 仕事 ある女性の物語

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ちくま文庫
仕事 ある女性の物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480441195
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

19世紀アメリカ。21歳のクリスティは、結婚に頼らず、養親から離れ自立を目指す。働く場所で彼女を待っていたのは、過酷な社会の現実と、仕事で得られるささやかな幸福だった。一時はどん底に追い詰められながらも、人とのつながりの中で彼女がつかむ、人生の目的とは?『若草物語』のオルコットが、自らの経験を通して女性の生き方を模索した、現代人必読の一冊。文庫版訳し下ろし。



カバーデザイン 六月

カバーイラスト MIKITAKAKO



【目次】

第一章  自我の芽生え

第二章  奉公人

第三章  女優

第四章  家庭教師

第五章  付き添い人

第六章  お針子

第七章  霧の中で

第八章  絶望からの回復

第九章  ミセス・ウィルキンスの信仰

第十章  再起

第十一章 イチゴの花壇にて

第十二章 クリスティの祝祭

第十三章 目覚め

第十四章 選択

第十五章 初夏

第十六章 志願

第十七章 戦場

第十八章 日の出

第十九章 心を癒すもの

第二十章 四十歳を迎えて



訳者による作品解説

訳者あと書き

出典  

内容説明

19世紀アメリカ。21歳のクリスティは、結婚に頼らず、養親から離れ自立を目指す。働く場所で彼女を待っていたのは、過酷な社会の現実と、仕事で得られるささやかな幸福だった。一時はどん底に追い詰められながらも、人とのつながりの中で彼女がつかむ、人生の目的とは?『若草物語』のオルコットが、自らの経験を通して女性の生き方を模索した、現代人必読の一冊。文庫版訳し下ろし。

著者等紹介

オルコット,ルイザ・メイ[オルコット,ルイザメイ] [Alcott,Louisa May]
1832年、米国ペンシルヴェニア州生まれ。父と交流があったソロー、エマソン等の影響を受ける。代表作である『若草物語』は、現在でも読みつがれている。1872年から執筆された本書は、家計を支えるために数々の仕事についた自身の経験が投影されている。奴隷制反対や女性の地位向上など、社会活動にも熱心に取り組む。晩年まで家族を支えつづけ、1888年没

安部由紀子[アベユキコ]
新聞記者。国連等を経て北九州市立大学准教授。国際広報、翻訳を研究

矢島里奈[ヤジマリナ]
英語教材編集を経て、翻訳編集に携わり、米文学を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

23
同じ著者の若草物語が家庭を舞台にしたのとは逆に、こちらは家庭を出て自立を目指す若い女性だが、女性の自由も権利も限定されていた19世紀の米国において、それがいかに途方もない冒険だったか。家事手伝い、女優、家庭教師、お針子など、下層社会の低賃金の仕事を転々としながら、黒人女性や「堕落した女性」への差別を目の当たりにしつつ、持ち前の優しさと前向きな姿勢で、彼女たちと助け合い、成長してゆく様子がまぶしかった。『森の生活』のソローやエマソンらとの交流が、行間に垣間見える著者の文明社会への鋭い批判精神を生んだのだろう2026/09/22

かすみ

0
若草物語のオルコットの本で、表紙の絵や帯に惹かれて読んだ。若い女性が自活を通して信仰と愛を獲得し慈善活動に献身していく物語。19世紀の南北戦争前後米国が舞台なので私たちが仕事と聞いて想像するものよりは狭い仕事しか出てこない。仕事の中で哲学を見出したというよりは人との関わりや信仰が大事。後半はクリスティが慈善活動に傾倒し具体性のない綺麗事を話していると感じた。面白かったのは、我々は人生がうまくいかない時は自分の実力や努力不足のせいにするけど、クリスティはそれを神に委ねた。宗教があるってそういうことか。2026/09/21

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