出版社内容情報
「夢野久作」としてのデビュー以前に残した童話作品を集成する全2巻のシリーズ。のちの作品群のテーマや題材にも通ずる奇想あふれる物語たち。三大奇書の一つ『ドグラ・マグラ』の夢野久作には、作家デビュー以前から、短歌、評論、ルポルタージュなど多岐にわたるジャンルでかなりのキャリアがあった。中でも童話は質、量ともに非常に充実している。これらは全集や著作集で発掘が進み、その全貌が明らかになりつつあるものの、現在は入手困難なものが多い。本書は、全二巻の文庫で、存在が確認できる童話を集成するシリーズの下巻。
カバーデザイン 坂野公一+吉田友美(welle design)
カバー装画 青井わに
【目次】
犬のいたずら/若返り薬/クチマネ/虫の生命/桃太郎のお母さん/銀のうた銀の踊り/一銭/馬と鼠/蜜柑とバナナ/弱虫太郎/凍えた蛇/雪の塔/キキリツツリ/オモチャの探偵 三人兵士/筆入/ドン/紅梅の蕾/水飲み巡礼/お菓子の大舞踏会/馬鹿な百姓/トンボ玉/茶目九郎/凧と雀/お池の水/松と桜/鵞鳥の群/虫と霜/猿/北風と太陽/犬と人形/豚と猪/蛇と蛙/ペンとインキ/蚤と蚊/懐中時計/人形と狼/森の神/約束/お金とピストル/鷹とひらめ/医者と病人/二つの鞄/狸と与太郎/雛っ子/驢馬の紛失/二人の男と荷車曳き/先生の眼玉に/梅のにおい/電信柱と黒雲/鉛筆のシン/おもちゃ二つ/何だらう何だらう/健ちゃんの希望/がちゃがちゃ/ドングリコッコ/雨ふり坊主/ツクツク法師/ピヨン太郎/虻のおれい/奇妙な遠眼鏡/オシャベリ姫/三人姉妹/寸平一代記/人が喰べ度い/豚吉とヒョロ子/ルルとミミ/雪子さんの泥棒よけ
巻末資料
夢野久作と童話 杉山龍丸
想像のゆりかご 夢野久作の童話 伊藤里和
編者解説 日下三蔵



