内容説明
私たちは“夕焼小焼”の作曲者を、なぜ知らないのか?戦争によって失われた歴史がここに甦る!防災無線から流れる“夕焼小焼”を誰が作曲したのか、ほとんどの人は知らない1922年に作曲されたこの童謡の失われた100年を求めて、筆者は作曲者を訪ねる旅に出た。
目次
第1章 少年時代(草川家のルーツ;ガアタク ほか)
第2章 作曲家への道(東京音楽学校;結婚 ほか)
第3章 草川家の昼下り(野球とパイプと珈琲;音羽ゆりかご会 ほか)
第4章 戦渦の草川家(童謡の変容;愛国百人一首 ほか)
第5章 みどりのそよ風(音楽教科書の定番に;みどりのそよ風)
著者等紹介
山内喜美子[ヤマウチキミコ]
1962年、福岡県北九州市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、85年宮崎放送にアナウンサーとして入社。『朝のホットライン』(TBS)など、報道、ワイドショー、トーク番組に多数出演。88年10月に同社退社後、『サンデー毎日』記者を経てフリーのリポーターに。『サンデー・ニュース&スポーツ』(TBS)、『玉置宏の笑顔でこんにちは』(ニッポン放送)などを担当。91年に『告知せず』(文藝春秋)で作家デビュー。2006年、『世界で一番売れている薬』(小学館)で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。また、09年には東京藝術大学音楽学部楽理科に入学。13年卒業後、文筆活動の傍ら演奏活動や司会、朗読、ナレーションも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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