ちくま文庫<br> カジムヌガタイ―風が語る沖縄戦

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ちくま文庫
カジムヌガタイ―風が語る沖縄戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480441027
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

沖縄の傷に触れると、沖縄で生まれ育った私の身体がじっさいに痛む。

この切実さが分かりますか。どうか忘れないでください。

――大白小蟹(漫画家)



比嘉さんの傑作漫画の数々は、沖縄への最初の扉だった。

それは、帰り道のいちばん最後に開きたい扉でもある。

――七尾旅人(シンガーソングライター)



戦争を拒むために、

今こそ読んでほしい。

忘れられない

忘れてはならない

沖縄の戦世(いくさゆ)の物語。

――目取真俊(作家)



村の娘を襲う米兵に一致団結して戦う人びと、家族を殺した日本兵への復讐を誓う少女、中国戦線で心に傷を負った青年とオバァ、故郷を守ろうと奔走する子どもたち……苛烈を極めた沖縄戦、その後の米軍占領の歴史の中で、沖縄の人びとはいかに生き、闘ったのか。その歴史を活劇とユーモアとともに描いた6つの物語。第7回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作。

解説 小那覇安剛(「琉球新報」論説委員)



【目次】

カジムヌガタイ ― 風が語る―

フシムヌガタイ ― 星が語る―

トゥイムヌガタイ ― 鳥が語る―

ワラビムヌガタイ ― 子どもが語る―

決戦 少年護郷隊

イシムヌガタイ ― 石が語る―

沖縄離島散歩



遺書として 比嘉慂



解説  小那覇安剛  

内容説明

村の娘を襲う米兵に一致団結して戦う人びと、家族を殺した日本兵への復讐を誓う少女、中国戦線で心に傷を負った青年とオバァ、故郷を守ろうと奔走する子どもたち…。苛烈を極めた沖縄戦、その後の米軍占領の歴史の中で、沖縄の人びとはいかに生き、闘ったのか。その歴史を活劇とユーモアとともに描いた6つの物語。第7回文化庁メディア芸術祭大賞受賞作。

著者等紹介

比嘉慂[ヒガススム]
1953年、沖縄県那覇市生まれ。公務員生活20年の後、創作活動に入る。本作『カジムヌガタイ』は、2003年に第7回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞し、2005年にイタリア語版、2026年にスペイン語版が刊行された。『砂の剣』『マブイ』2冊を合本した『OKINAWA』の英語版が全米図書館協会「大人のためのグラフィックノベル2023」トップ10に選出、同イタリア語版が「コミコン・ナポリ2025」国際作品クラシック部門で最優秀賞を受賞するなど、海外でも注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

venturingbeyond

36
沖縄戦を描いた傑作。23年前に出た単行本を、古書も含めてここ数年探していたが、なかなか巡り会えずにいたところ、文庫化の報を聞き、店頭に並ぶのを首を長くして待っており、店頭に平積みの本書を見つけて、即購入。モーニングへの不定期連載時に出会った時も、色々と考えさせられる作品だったが、2026年のきな臭い国際情勢の下で再読すると、一層飲み込みがたい不条理が迫ってくる。広く読み継がれるべき作品。2026/06/18

ちゅんさん

33
沖縄戦を史実に基づいて書いたフィクション。淡白なイラストだと思って油断するとやられる。これはすごいものを読んだ、傑作です。今だからこそ、いや、いつの時代でもすべての人に読んでほしい作品。2026/06/30

あたびー

30
沖縄戦の悲劇を描いたフィクションとされてはいるが、事実通りでなくとも、こうしたことが実際にあったことは明らかです。沖縄からは何を奪ってもよいと考えている日本軍。沖縄は本土決戦の練習の様に言う日本軍の指揮官。沖縄の女性を動物の様に扱っても構わないと思っている米兵。そして怖ろしいのは日本軍のプロパガンダにより洗脳された子供たちがいたということ。嫌悪し抗ってもアリジゴクのような戦時体制に押し出されていく昨今(後ろから押してくる奴の名前は言わなくてもわかるでしょう)、それでも抗い続けたい。2026/06/27

文公

18
本土の方々は本編を、沖縄県民には特に後書きと解説を読んでほしい。 後書きに、「中国大陸から沖縄に送り込まれな部隊は、南京大虐殺に関わったと言われ、その懲罰的な意味合いも兼ねて、激戦となる沖縄に派遣されたという見方がある。/その暴力性は沖縄住民にもちゅうちょなく向けられた。」とある。そして巻末解説には、「…沖縄住民も戦争被害者だけではなく、加害者としての側面にも向き合うことになる。(中略)実際、中国戦線に展開した日本軍の中にも沖縄出身兵士がいた。三十七年十二月の「南京攻略」に参戦している。」。2026/06/19

Nao Funasoko

15
2003年に出版された講談社版も蔵書にあるが、今回の文庫化にあたり再読。著者あとがき「遺書として」は必読。沖縄のことは、これからいつまでもずっと静かに考え続けていきたい。 本書を手にされた方には『戦争×漫画1970-2020』(小学館)もお薦めしておきたい。2026/06/26

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