出版社内容情報
北斎の大波、歌麿の女、浮世絵の細部を読み、隠された魅力や技術を楽しむ画期的入門書。オールカラー、ウェブ連載に大幅加筆した文庫オリジナル。
【目次】
内容説明
北斎の「冨嶽三十六景」、写楽の「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」…浮世絵専門美術館の人気学芸員が有名作品はもちろん怖い絵や不思議な絵なども取り上げ、作品に描かれる様々なモチーフを読み解きながら、図柄の魅力や江戸の人びとの暮らしや風俗を案内する。かつてなかった浮世絵を豊かに楽しむ画期的な入門書。掲載作品127点オールカラー。ウェブ連載を再構成・大幅加筆した文庫オリジナル。
目次
猫
犬
金魚
雀
亀
寿司
蕎麦
酒
和菓子
スイカ
夕立
虹
雲
雪
風
波
富士山
太陽
月
坂〔ほか〕
著者等紹介
日野原健司[ヒノハラケンジ]
1974年、千葉県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了。浮世絵専門の美術館である太田記念美術館の主席学芸員として、数多くの展覧会を企画。浮世絵の歴史や江戸時代の出版文化を幅広く研究しつつ、妖怪や園芸、旅といったジャンルへの関心も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
totuboy
2
カラーで見やすいところ〇。見開き2ページで文字の解説、そのあと見開き2ページで作品を掲載、というパターンは少し見にくさがある。西洋絵画ではモチーフからその意味を解説するものが多い。浮世絵はそこまで意味はないが、モチーフというテーマで読み解く試みは面白い。最後の色別の解説は自分の好きなベロ藍の作品も掲載されており、大変良かった。2026/02/21
Lilas
1
どこかの書評に載っていた本。大変面白かった。鈴木春信の可憐な絵が好きなのだけれど、描かれた人物がみな女性に見えるのは新発見。文庫なので絵が小さく、えーっとそれはどこに...と絵の中を探すのも楽しかった。短文だけれども中身がしっかりしているので歴史好きも満足できる一冊だと思います。この本の構想を得たという宮下さんの本も読んでみよう。 2026/04/12
Go Extreme
1
読み解き 記号 擬人化 判じ絵 役者絵 美人画 風景画 季節の象徴 吉祥文様 江戸の流行 芝居小屋 隠された意味 寓意 風刺 見立て 翻案 伝統的画題 庶民の暮らし 信仰と習俗 縁起物 動植物の擬態 衣服の柄 持ち物のメッセージ 画面の構成 彫りと刷り 版元の戦略 視覚的遊び 知識の共有 流行語 幕府の規制 境界線 異界の気配 暮らしの知恵 歳時記 団扇絵 揃物 絵師の意図 観客の教養 ユーモア 諧謔 変幻自在 時代背景 本歌取り 視線の誘導 構図の妙 粋の美学 現代への影響2026/02/11
windchimewind
0
面白かったです。見開きで「猫」や「寿司」などの一つ一つのモチーフを題材にした浮世絵から、その時代の意外な文化をも知ることができます。それも、⚪︎⚪︎というよりはXXという意味合いで..など感覚的なところを2歩3歩、へえーと知る生活様式にも触れたりして表面的でなく浮世絵の世界観に入り込めます。見開き1ページに1つのモチーフについて書かれていて、次のページに3つほど、カラーで興味深く照らし合わせることができます。魚にキモカワな顔が描かれたものや北斎と広重のモチーフ比較、滝や光をどう表現したかなど面白いです。2026/06/21
ふじ
0
江戸時代の文化を通じて絵画を深く知ることができた。 難しい漢字や言葉が単語が多かったので読むのは少し苦労…2026/04/03




