出版社内容情報
大阪ディープサウスを描く驚嘆の傑作、大増補文庫化。資本主義の発達に伴い矛盾が爆発する大阪。通天閣は群集を惹き寄せる。その足元で、借家人、アナキスト(逸見直造、大杉栄ほか)、野武士組、女給たちが立ち上がり、繋がり、同盟し、訴訟する。傍らに生まれた遊廓(飛田)では、人々の生が濃密に交錯する。補論2本を増補。サントリー学芸賞受賞作。
解説 五所純子
カバー写真 毎日新聞社提供
(完成から10年を迎えた2代目通天閣 1966年10月28日撮影)
【目次】
第四章 無政府的新世界
補論1 外骨の白眼
補論2 蜂の巣、蜘蛛の巣、六道の辻
第五章 飛田残月
文庫版補論1 戦前の都市下層社会における貸し借りの論理
─赤松啓介『非常民の民俗学』の記録を通して
2 大阪─文字とイメージの地層としての
参考文献(上下巻共通)
単行本あとがき
文庫版下巻あとがき
下巻解説 五所純子
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