ちくま文庫<br> 大江戸綺譚―時代小説傑作選

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ちくま文庫
大江戸綺譚―時代小説傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480439802
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

闇深き江戸の町に現れる、妖しくもおそろしく切ない、鬼、あやかし、怪異――名アンソロジストが選りすぐった美しき七つの佳品、時代小説傑作選

内容説明

嫁いだ先のお店の離れに潜む何かの気配。義母から打ち明けられた恐ろしくも切ない秘密とは―(「安達家の鬼」)。豆腐作りに精を出すお由の前に現れ、日々つけ回してくる見知らぬ老爺。しかし男はお由をよく知っているという―(「お柄杓」)。江戸の漆黒の闇を舞台に、名手たちによって浮かび上がるのは人間の悲しい性。名アンソロジストによる選りすぐりの7編。

著者等紹介

細谷正充[ホソヤマサミツ]
1963年埼玉県行田市生まれ。文芸評論家。編著として時代・歴史小説の文庫アンソロジーを多数編んでいる

木内昇[キウチノボリ]
1967年東京都生まれ。2004年『新選組幕末の青嵐』でデビュー。09年早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、11年『漂砂のうたう』で直木賞、14年『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞を受賞

木下昌輝[キノシタマサキ]
1974年奈良県生まれ。2012年「宇喜多の捨て嫁」でオール讀物新人賞を受賞、14年単行本デビュー、15年歴史時代作家クラブ賞新人賞、舟橋聖一文学賞、咲くやこの花賞を受賞

杉本苑子[スギモトソノコ]
1925年旧東京市生まれ。52年「燐の譜」で『サンデー毎日』大衆文芸賞入選。62年『孤愁の岸』で直木賞を受賞、77年『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、86年『穢土荘厳』で女流文学賞受賞。87年紫綬褒章、2002年菊池寛賞・文化勲章。17年逝去

都筑道夫[ツズキミチオ]
1929年東京都生まれ。十代から時代小説・推理小説を発表、その後も評論・SFと幅広く執筆。2001年『推理作家の出来るまで』で日本推理作家協会賞、02年日本ミステリー文学大賞受賞。03年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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タイ子

88
7人の作家による江戸に生きる人々に忍び寄る不思議な怪異の物語集。既読作品もあったけど、こういうのは何回読んでも面白い。お前は俺の死んだ女房の生まれ変わりだと毎日仕事場の豆腐屋に女を訪ねて来る男。気持ち悪さとうっとおしさに慣れてきたころ男は消えた。女の心に何かを残して(お柄杓)。新選組の沖田総司が食べた人魚の肉がもたらした恐ろしい結果。血に飢え、人肉を求める総司。史実を入れながらのホラー(肉ノ人)。鶴屋南北がうなぎを嫌いになった原因が恐ろしい(鶴屋南北の死)あやかしの世界に取り込まれる人間は儚くも哀しい。2024/12/19

けやき

53
ホラー時代小説のアンソロジー。木内昇「お柄杓」、木下昌輝「肉ノ人」、杉本苑子「鶴屋南北の死」、都筑道夫「暗闇坂心中」、中島要「かくれ鬼」、皆川博子「小平次」、宮部みゆき「安達家の鬼」の7編。木下作品のみ既読。どの作品も面白かった。2024/10/28

yamatoshiuruhashi

46
時代ものにしてホラー小説のアンソロジー。苦笑しながら読めるもの、人情噺、そして読んだ後にいやらしい恐ろしさが残る話。アンソロジーならではの広がりに満足。都築道夫や杉本苑子に並んで宮部みゆきがあるのも面白い。2024/11/02

Tanaka9999

19
2024年発行、筑摩書房のちくま文庫。7編。宮部みゆき『安達家の鬼』既読。不可思議だが原因がはっきりしている。それだけに恐ろしくない、といえばそうかもしれないがその分安心できる。木下昌輝『肉ノ人』最初の方ではどのような怪異がでてくるかわからないのだが(解説によると同じような話の短編集収録だそうだから短編集を読んでいる時はよかったのかもしれない)怪異現象の因果はきっちりしている。2024/12/30

よしじ乃輔

11
時代ものの手練れ作家による怪異をテーマにした7短編アンソロジー。歴史上の人物を配しオリジナルのストーリーを描いた作品もあり。「奇譚」ではなく「綺譚」としたところは、不思議で怪異に加え美しさもあるよ、という意味かもしれません。綺譚は永井荷風先生の造語とか。2025/02/11

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