ちくま文庫<br> 戦う姫、働く少女 (増補)

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ちくま文庫
戦う姫、働く少女 (増補)

  • 河野 真太郎【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 筑摩書房(2023/09発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480439093
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ジブリの少女たちやディズニープリンセスは何と戦ったのか。現代社会にひそむ階級や労働の問題点を、ポップカルチャーをとおして鮮やかに分析する。

内容説明

ポップカルチャーには現代女性の働きかたが反映されている―。異性愛と家父長制を否定した『アナと雪の女王』や、アイデンティティの労働がいかなるものかを示した『魔女の宅急便』、「無賃家事労働」の問題をラブコメにおとしこんだドラマである『逃げるは恥だが役に立つ』など、数々の映画やドラマを縦横無尽、クリアに論じた文芸批評を大幅増補・改訂して文庫化。

目次

第1章 『アナと雪の女王』におけるポストフェミニズムと労働
第2章 無縁な者たちの共同体―『おおかみこどもの雨と雪』と貧困の隠蔽
第3章 『千と千尋の神隠し』は第三波フェミニズムの夢を見たか?―アイデンティティの労働からケア労働へ
第4章 母のいないシャカイのユートピア―『新世紀エヴァンゲリオン』から『インターステラー』へ
第5章 『かぐや姫の物語』、第二の自然、「生きねば」の新自由主義
終章 ポスト新自由主義へ

著者等紹介

河野真太郎[コウノシンタロウ]
1974年、山口県生まれ。専修大学国際コミュニケーション学部教授。専門は英文学とカルチュラル・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

27
まぁ、しょうがないんだけども、読み解くとアニメの夢と希望が剥がされる。「生きねば」は、そんなのに悪いことなのか。どうにかできるものであれば、どうにかするべきではあるが。2023/10/24

活字スキー

12
大学の先生が、話題になった映画やドラマなどを取っ掛かりとしてフェミニズムやら「承認と再分配」などの社会のあり様について論じた雑誌連載をまとめた2017年の単行本に補論を加えた文庫版。社会学者的な視点から各作品(における女性像)を読み解くものかと思ったら逆だったし、自分が観たり読んだりしておらず内容がピンと来ない作品が引き合いに出されることも多くてちょっと苦戦したものの、分断と対立のネタには困らない現代社会を普段とは違う視点で見つめ直す機会としてはアリかな。2025/06/09

阿部義彦

11
ちくま文庫直近の新刊。買うには買いましたが、うーんそもそもアニメ見ない自分には理解が追い付かない面が多々ありすぎました。「アナ雪」「魔女の宅急便」「千と千尋の神隠し」「風の谷のナウシカ」「エヴァ」「おおかみこども」等をテキストとして、労働の再分配や無縁社会そして何よりもポストフェミニズムに関して論じています。フェミニズムにも第2波、第3波、第4波まで有るそうです。『逃げるは恥だが役に立つ』まで出てきた日にはもう理解不能で何とか読んだけどうーんという感じ。斎藤美奈子さんの『紅一点論』は楽しめたのに。残念2023/09/30

ますりん

2
今年のベストはこれで決まり。なぜ一部の女性政治家は一部の同性をあれまでに忌み嫌い見下すのか。なぜフェミニストは穏健な保守層からも距離を置かれているのか。そもそもなぜ女性は分断してしまったのか。読了後にきちっと腹落ちします。1986年の雇均法&派遣法&第3号被保険者制のセット展開による女性の分断、第2派フェミニズムとポストフェミニズム、福祉国家と新自由主義、承認と再分配等々、補助線を引くと実にわかりやすい。この世のあらゆる事象に一度眉に唾をつけてから観るクセ、そのための補助線の引き方を教えてくれる良書です。2024/12/21

Decoy

2
かねてから気になっていた本が、増補・改訂して文庫化されたので、早速購読。労働論・社会論からポピュラー・カルチャーを解説するのかと思いきや、逆だった(「はじめに」で早々に「ポピュラー・カルチャー論としてはそもそも構想されていない」と述べられている)。文章はこの種の本としては驚異的に読みやすく、論旨も極めて明快であるが、やや牽強付会な感も…。とはいえ、著者がノリノリで解釈を楽しんでいる感じが伝わってきて、読後感も爽快。2023/09/20

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