電撃文庫 アクセル・ワールド〈８〉運命の連星

川原 礫【著】

アスキー・メディアワークス（2011/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 344p／高さ 15cm
• 商品コード 9784048705509
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

「着装…“ザ・ディスティニー”」“ＩＳＳキット”に侵された“シアン・パイル”ことタクムへ、自分の思いを伝えるべく対戦を挑んだハルユキ。しかし、破格の力を得たタクムの前に、為す術もなく倒れる。体力ゲージが残り数ドットとなったハルユキだが、謎の山吹色のアバターの誘いを起点に、“加速世界”最強の強化外装をジェネレートする。「…それが、“災禍の鎧”本来の姿かい？」光の力を得た“クロウ”と、闇の力に染まった“パイル”、二人の心意が強く共鳴し合い、そして、激突した。それぞれの想いが絡み合い、ひとつの大きな物語へと収束したその先にあるものは―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ひめありす＠灯れ松明の火]

北斗七星の八番目の星、とかちょっと矛盾した感のある中二病的単語が面白い。幼い頃からの『育児の簡略』や『英才教育』など親との関わり合い方に問題がないと発生しないブレインバーストの条件。けれど彼らはちゃんと顔を見合わせて向き合い、話をし、時に手を繋ぎ肩を寄せ合って眠る。未来のすごく特別な物語の様に思えるけれど、結局彼らも私達と変わらない人と人のつながりに気を置いていることがひどく微笑ましく見えた。しかし、そろそろ災禍の鎧編は終わりが見えないものか。力に頼っても何もならない事は、すでに何度も提示されている。

2011/12/10

[チェシャ猫]

起承転結の転でいいのかな？タクムのISSキット問題も解決、アーダーメイデン救出も成功して　無事クロム・ディザスター編も解決と思ったところに、大どんでん返し。クロム・ディザスター降臨。さぁ、どうなる？！けど、アーダーメイデンの浄化でも成功するか怪しい気がするし、サフランの幽霊と協力して浄化しそうな気がするなぁ。今回も新しい謎がいっぱいです。ブレイン・バーストのメインサーバーとは、七星外装の最後の一つ七番星の特別感。そして、ハルユキ・サーバ・七番星の関係などなど。そして、タクムさん、スザク戦また空気・・・。

2017/03/26

[Yobata]

ISSキットに侵されたタクムに為す術もなく倒れるハルユキ。しかし謎のアバターの声に導かれ、災禍の鎧の真の姿｢ザ・ディスティニー｣を召喚する。タクムに自分の思いをぶつけるため再びタクムに挑戦する。さらにチユリの手を借りて、タクムを悪夢から目覚めさせる。そして一時中止していた｢アーダーメイデン救出作戦｣をトリリードの協力を得て危機一髪の所で成功させるが、約束の場にアッシュ・ローラーがおらず…。ついに自分の意思でクロムディザスターを覚醒させてしまったハルユキ。八つ目の北斗七星ってクロムディザスターは死兆星→

2012/07/27

[オセロ]

激熱！ ISSキットに汚染されたタクミとハルユキの激闘から始まり、心意システムの第二段階の存在を知り、アーダーメイデン救出作戦に挑んだりと様々な出来事がてんこ盛り。そんな中でも甘いラブコメ展開がありつつも、続きどうなるのこれ！？

2024/08/26

[わたー]

感想埋め。ISSキットの呪縛を幼馴染の絆で解決。更には中断していた帝城からも脱出して万々歳かと思いきや、そこでまさかのハルユキが次代のクロム・ディザスターとして再度覚醒するとか…まだまだ災禍の鎧編は終わらないな。