ちくま文庫<br> 子どもをおいて旅にでた

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ちくま文庫
子どもをおいて旅にでた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480438935
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「名探偵ミルキー」シリーズの杉山亮の若き日の記録

無責任? 自分探し? 家族の絆? 妻と2人の子どもを残して突然の一人旅?!

家族といるのも好きなのに、1人にもなりたくなってしまう矛盾を抱えた全ての人に

解説 椎名誠・新沢としひこ



「名探偵ミルキー」シリーズで人気の児童書作家・杉山亮が妻と二人の幼児を残し出かけた若き日の旅の記録。徒歩・野宿・行き先未定・1ヶ月間。そんな風変わりな旅で何を見つけるのか。「子どもをおいて」出る旅は一見無責任のようだが、家族の結びつきを確認する行為でもある。家族といることが好きなのに、一人にもなりたくなってしまう矛盾を抱えた全ての人に。解説 椎名誠・新沢としひこ

内容説明

「名探偵ミルキー」シリーズで人気の児童書作家・杉山亮が妻と二人の幼児を残し出かけた若き日の旅の記録。徒歩・野宿・行き先未定・1ヶ月間。そんな風変わりな旅で何を見つけるのか。「子どもをおいて」出る旅は一見、無責任のようだが、家族の結びつきを確認する行為でもある。家族といることが好きなのに、一人にもなりたくなってしまう矛盾を抱えた全ての人に。

目次

三月・四月・五月 ぼくは旅にでた
六月一日~五日 長瀞‐秩父‐白泰山‐梓山‐清里‐富士見
六月六日~一〇日 富士見‐伊那‐奈良井‐野麦峠‐高山
六月一一日~一五日 高山‐天生峠‐ブオナ峠‐金沢‐高岡
六月一六日~二〇日 高岡‐富山‐神岡‐上宝村‐上高地
六月二一日~二五日 上高地‐島々谷‐松本‐霞ヶ峰‐八ヶ岳‐佐久
六月二六日~二八日 佐久‐上野村‐城峯山‐長瀞

著者等紹介

杉山亮[スギヤマアキラ]
1954年東京生まれ。76年、都の公立保育園の第一号男性保育者として伊豆諸島の利島保育園で働く。以後83年まで各地の保育園、幼児園に勤務。30歳のときにおもちゃ作家へ転身。「おもちゃいろいろ・なぞなぞ工房」を主宰する。現在は山梨県北杜市小淵沢の高原で児童書の執筆をして暮らす。また、ストーリーテラーとしてお話会を全国各地の図書館、小学校で開いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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seacalf

40
満足のいく幸せな暮らしをしながらも心の奥底に潜む何かに気付いてしまい旅に出たいという衝動に駆られ、妻子を置いてついに自由気儘に旅に出る。奥様が寛大で理解があり過ぎてびっくり。なぜ旅に出るのか?内面の自分と会話をしつつ旅を続ける。足の裏の豆を何度か潰しつつ、歩く。似たような思いを抱いて何度か旅に出たことはあってもせいぜい2泊がいいところ。作者と同じ境地に達するには、やはり同じだけの時間と道程が必要だろうなと羨ましさが募る。改めて自分なりの旅を模索したくなる。他とは一線を画す風変わりな旅本。読んで良かった。2025/06/09

moon-shot

5
感動した。私も一人旅が好きでした。その時につらつら感じたことを、そのまま言葉にしてくれたような気持ち。「インスタ映え」ならずとも、人は自分で自分を演出する。必要なことではあるんだけど、そのうちに本当の自分が分からなくなる。もう一度素直になって虚しさを埋めるために、一人旅はあるのだ。でもそんな難しい話抜きでも、信州を中心に歩き回った純粋に香り立つ旅情が素晴らしいです。旅行から6年かけて、記憶に残った部分だけを文字にしたことが良かった。後になっても覚えている風景って、本当に旅行中には想像がつかないんですよね。2023/08/27

uchiyama

4
この「書かれた旅」は、景色に自分自身を見出したり、「絶景」ハントしたりはしないで、ごく普通だけれど、さまざまな事象の重なり合った地理を歩くうちに、風景や点景や書く人の身体やが、その時にしかなかった唯一のこととして見出されていくのが魅力的でした。旅のあいだ、ぽつりと湧いてくるどんな感情も否定せずに、脳内に漂わせながらも批評的に味わう俯瞰する知性と、予め設定された答えを退ける勇敢さが、子どもの本を書く人への信頼感としても響いてきます。そして何より、飛騨の無人寺の件り、あの大好きな絵本の源泉だ!と興奮でした。2023/10/02

Nori

4
家族も仕事もある中で、伴侶に子供を託して1ヶ月間あてのない旅に出る。やりたくても思いとどまる人の多い中、著者は敢行し、思い悩み、辛酸を舐め、自分なりの答えを得ていく。こういうことができる人は一握りだが、その僅かばかりの人物の残した記録が、届く人にはキチンと届くもの。旅に出たとて何も得られないかもしれないし、その非日常は日常に飲み込まれ埋もれていくのかもしれない。それでも、心に蒔かれた何らかの種子が、芽を出し花を咲かせ、いつまでも自身に彩りを与えてくれる。自身がこの大地に立ち生きていると実感するのだ。2023/09/30

ラグ

3
本文とGoogle MAPを見比べながら、このあたりかな?このルートかな?と見当をつけながら読むのが面白かった。 印象に残ったのは金沢での「旅とは、日常と異なる生活の中でさまざまなものを吸収する行為ではなく、むしろ逆に自分に不要なものを知り、それをそぎ落としていく行為なのだ。」という箇所。2023/08/20

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