出版社内容情報
大衆の価値観が激動した1970年代。誰もが歌えた「あの曲」が描く「女」と「男」の世界の揺らぎ――衝撃の名著、待望の文庫化! 解説 斎藤美奈子
激動の1970年代、男らしさ・女らしさの在り方は大きく変わり始めていた。阿久悠、山本リンダ、ピンク・レディー、西城秀樹、松本隆、太田裕美、桑田佳祐……メディアの発信力が加速度的に巨大化するなか、老若男女が自然と口ずさむことのできた歌謡曲の数々。その時代の「思想」というべき楽曲たちが日本社会に映したものとは? 衝撃の音楽&ジェンダー論。
解説 斎藤美奈子
内容説明
激動の1970年代、男らしさ・女らしさの在り方は大きく変わり始めていた。阿久悠、山本リンダ、ピンク・レディー、西城秀樹、松本隆、太田裕美、桑田佳祐…メディアの発信力が加速度的に巨大化するなか、老若男女が自然と口ずさむことのできた歌謡曲の数々。その時代の「思想」というべき楽曲たちが日本社会に映したものとは?衝撃の音楽&ジェンダー論。
目次
1 愛しさのしくみ(愛があるから大丈夫なの?―結婚という強迫;あなたの虚実、忘れはしない―母性愛という神話;戦争を知らない男たち―愛国のメモリー)
2 越境する性(うぶな聴き手がいけないの―撹乱する「キャンプ」;やさしさが怖かった頃―年齢とジェンダー;ウラ=ウラよ!―異性愛の彼岸)
3 欲望の時空(黒いインクがきれいな歌―文字と郵便;いいえ、欲しいの!ダイヤも―女性と都市;季節に褪せない心があれば、歌ってどんなに不幸かしら―抒情と時間)
著者等紹介
舌津智之[ゼッツトモユキ]
1964年、愛知県生まれ。東京大学大学院修士課程修了、テキサス大学オースティン校にて博士号取得。現在、立教大学文学部教授。抒情とジェンダー、セクシュアリティの諸相に注目し、モダニズム期を中心としたアメリカ文学、及び日米の大衆音楽文化を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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