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ちくま文庫
本が好き、悪口言うのはもっと好き

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480435323
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

痛快エッセイ「『支那』はわるいことばだろうか」を始め、新聞醜悪録など、すべての本好きに捧げる名篇を収めた著者の代表作。痛快エッセイ「『支那』はわるいことばだろうか」を始め、李白と杜甫の人物論、新聞醜悪録など、すべての本好きに捧げる名篇を収めた著者の代表作。

高島 俊男[タカシマトシオ]
著・文・その他

内容説明

東アジアの国名表記にメスを入れ、外交にも影響を与えたと言われる伝説のエッセイ「『支那』はわるいことばだろうか」をはじめ、明快かつ深い李白と杜甫論、狩野亨吉、江馬修らを論じた傑作人物エッセイを収める。また、言葉の観点から捉えた辛辣な批評「新聞醜悪録」や「書評十番勝負」「湖辺漫筆」など、すべての本好きに捧げる名篇が収録され、第11回講談社エッセイ賞を受賞した、著者の代表作を復刊する。

目次

1 うまいものあり、重箱のスミ
2 新聞醜悪録
3 書評十番勝負
4 「支那」はわるいことばだろうか
5 ネアカ李白とネクラ杜甫
6 なごやかなる修羅場
7 湖辺漫筆
8 回や其の楽を改めず

著者等紹介

高島俊男[タカシマトシオ]
1937年生れ、兵庫県相生市出身。東京大学大学院修了。中国文学専攻。本書で第11回講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

97
最初に読んだときには、よくまあこれだけ言いたいことをいう人だなあと思っていましたが、その後高島さんの本をほとんど読んできました。これも読み直しですが、私も年を取ったせいか、この内容にもっともだと思うことが多くなりました。これだけのことが言えるということは自信があるからなのでしょう。これだけ書くと苦々しく思う人も多いのでしょう。反骨精神旺盛ですね。同じような気がしたのですが、先日新聞で読んだ北方謙三さんの直木賞の内幕を書かれれていた記事を思い出しました。言いたいことを言っていました。2023/05/06

阿部義彦

16
週刊文春で過去に確か「お言葉ですが。」と言うコラムを書いてらした方ですよね。言葉にかなり厳密に拘りかなり辛口のエッセイで私もよく拾い読みしていた記憶があります。本書で講談社エッセイ章を受賞しました。文春文庫で文庫化されましたが今回ちくま文庫で復刊されましたが。もしかしたら過去にどこかで読んでたかもと思いつつ、買って読みました。杞憂に過ぎずどれも初読みでした。「支那」は悪い言葉ではない、というのは呉智英さんも同じ事を書いてましたね。日本語は中国からの漢字を中途半端に取り入れた為におかしな言語になったは慧眼。2018/08/12

還暦院erk

7
図書館リサイクル本。「いやじゃありませんかまぜ書きは」で漢語単語のひらがな漢字まぜ書きについて高島さんが沢山の例を挙げていたので、そのいちいちについて「書き取りテスト」を自分のノートにて挑戦。例えば「あ然」「えい航」を「唖然」「曳航」と書けるかってな。…もう数が多くてホントめげましたとも!書けない字も多かったし…ウウクヤシイ。(ところで今年になっても「びゃんびゃん麺」とかネットで見つけて、こりゃまぜ書きじゃなきゃ無理と思った。「びゃん」一文字で57画あるんだし)。他には「連歌」の紹介がためになった。2021/01/02

金吾

5
思ったことを心の赴くまま書いたような本でした。2編の新聞醜悪録と5編のネアカ李白とネクラ杜甫は大変面白かったです。2019/12/08

かわくん

4
言葉に対して厳しい人、というよりは言葉の使い方に厳しい人というのが本を読んでの著者の印象。あまり付き合いたくはないタイプか。それでも博識な点は好ましい。タイトルからは書評の本と思ったが、面白いエッセーにあふれた本だった。2018/10/16

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