出版社内容情報
1950~60年代の欧米のミステリー作品の圧倒的で貴重な情報が詰まった一冊。独特の語り口で書かれた文章は何度読み返しても新しい発見がある。
内容説明
雑誌のミステリー紹介コラム「フラグランテ・デリクト」と、監修を担当した海外推理小説のシリーズの作品解説を集めた「クライム・クラブ」の2つをまとめた1950~60年代にかけての欧米のミステリーブックガイド。J・Jにしか成しえない圧倒的な情報が詰まった一冊であり、独特の語り口は、今をもってなお新鮮である。また、当時の海外ミステリー事情の貴重な資料にもなっている。
目次
フラグランテ・デリクト(一九六〇年前後の推理小説の状況;犯罪小説の新しい波;「ニューズウィーク」誌の書評から;オフ・ビート・スリラーについて;ベルンハルト・ボルゲとアンリ・トマ ほか)
クライム・クラブ(サスペンス・ドラマで異彩をはなつフランスの新人カトリーヌ・アルレェ;サスペンス・ストーリイの第一人者シャーロット・アームストロング;劇場殺人を完璧に描いた本格派のアトキンスン;三つのペンネームを使いわけるジョージ・バグビイと彼の作品;エクセントリックでシリアスな暗黒作家(バリンジャー) ほか)
著者等紹介
植草甚一[ウエクサジンイチ]
1908‐1979年。東京都出身。早稲田大学建築学科中退。文学、音楽、映画の評論家。1935年に東宝に入社、宣伝部や調査部に勤務、1948年に退社後は、映画、ジャズの評論を本格的に書き始める。1970年代、若者に欧米を中心としたサブカルチャーを伝え、その博識と親しみやすい語り口で“J・J”の愛称で親しまれる。『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』では第32回日本推理作家協会賞(評論部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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