出版社内容情報
パンダの「偽の親指」は間違いだった。通説を疑い、動物の遺体に真正面から向き合うことによって「遺体科学」の可能性を探っていく。
内容説明
現代社会では“生ごみ”扱いにされてしまう動物たちの遺体。しかし、そこには生物の進化の謎を解き明かすヒントが詰まっている。遺体を注意深く観察し、辛抱強く対話を続けること。すると、やがて遺体は隠された秘密を私たちに語り始めるのだ。「遺体科学」が到達した豊かな知の世界を、モグラからゾウ、そしてパンダまで、あらゆる動物遺体と格闘する解剖学者の日々を通して垣間見せてくれる格好の入門書。
目次
第1章 息絶える巨象(死の現場;モノとしての遺体 ほか)
第2章 パンダの指は語る(人気者との再会;不器用なクマ ほか)
第3章 語り部の遺体たち(旅の真相;ハプスブルク家のコウモリ ほか)
第4章 解剖学から遺体科学へ(パンダは臭いか;遺体を集め、遺体に問う ほか)
著者等紹介
遠藤秀紀[エンドウヒデキ]
1965年東京都生まれ、東京大学農学部卒。国立科学博物館、京都大学霊長類研究所を経て、東京大学総合研究博物館教授。博士(獣医学)。旧来の解剖学の枠組みを越えて動物の遺体と社会の関係を問い、遺体を未来に残す活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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