ちくま文庫<br> 幻想文学入門―世界幻想文学大全

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幻想文学入門―世界幻想文学大全

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  • サイズ 文庫判/ページ数 339,/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480430113
  • NDC分類 904
  • Cコード C0190

出版社内容情報

幻想文学のすべてがわかるガイドブック。澁澤龍彦、中井英夫、カイヨワ等の幻想文学案内のエッセイも収録し、資料も充実。初心者も通も楽しめる。

内容説明

古代から現代に至る幻想文学の全貌を全3巻に凝縮させた画期的アンソロジーの本書は「ガイダンス」篇。伝説の雑誌「幻想文学」の編集長である東雅夫が、澁澤龍彦、中井英夫、倉橋由美子、ラヴクラフト、カイヨワほか名だたる作家・批評家による必読の幻想文学論や名エッセイを精選・展覧しつつ、妖しい魅惑に満ちた怪奇幻想文学世界を案内する。入門/再入門に最適な必携のハンドブック。

目次

「幻想文学」とは、どのような文芸ジャンルなのか(幻想文学について(澁澤龍彦)
幻想文学について(澁澤龍彦))
日本における幻想文学の受容(私の履歴書(平井呈一)
覗き小屋の二つの窓(紀田順一郎))
アンソロジーに学ぶ
幻想文学の極意はスタイルにあり(短編よ、よみがえれ(中井英夫)
『アルゴールの城にて』(倉橋由美子))
幻想文学にはどのような歴史と作品があるのか(文学における幻想的なものについて(シャルル・ノディエ/窪田般彌訳)
文学における超自然的なるもの(小泉八雲/池田雅之訳)
文学と超自然的恐怖(H.P.ラヴクラフト/植松靖夫訳)
妖精物語からSFへ(ロジェ・カイヨウ/三好郁朗訳))

著者等紹介

東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元「幻想文学」編集長、現「幽」編集長。ちくま文庫「文豪怪談傑作選」シリーズの企画編纂をはじめ、編纂監修書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

76
澁澤龍彦、平井呈一、中井秀夫、倉橋由美子、小泉八雲、ラブクラフト、ロジェ・カイヨウらによる幻想文学のガイドブック。特に1/3強のページを占めるラブクラフトの系統だった解説と他作家のおすすめ作品の読みどころが書かれている。気になりつつラブクラフト作品を読んでいない私には機会があれば読んでみようと思った。2015/01/23

へくとぱすかる

54
もしもそういうジャンルを読んだことがなければ、幻想文学という名前から、どんな具体的な作品を想像するだろう。文学論を読んでみても、所詮は比喩や形容詞でしかわからない。だから何よりも、102~103ページにかけて、わずか1ページ強でも、作品が引用されていると、なるほど! と納得できる。ハーン・小泉八雲の「文学における超自然的なるもの」は、理解しやすくてびっくり。2018/10/16

HANA

35
幻想文学について論じた文章のアンソロジー。こういう形のアンソロジーは初めてなのだが、幻想文学というものについて様々な角度から語られており、実に行き届いた造りになっている。HPL、平井呈一、小泉八雲、偉大な先人の幻想文学にかける熱い思いが伝わってくる様。澁澤龍彦はなんとなくカイヨワの焼き直しっぽいけど。個人的には平井呈一の読書遍歴とHPLの恐怖小説の歴史が一番のお勧め。ああ、ここに書かれている本を全て読みたい。後は編者自身の読書遍歴、僕も『怪奇小説傑作集』が原体験の一つなので読んでいて大いに同感した。2012/11/16

そふぃあ

24
個人的に今年は幻想・怪奇文学の入口を潜った年であり、本書は非常にその助けになってくれた。ずっと手元に置いておきたい一冊。小泉八雲の「超自然的恐怖小説の傑作は、夢を通して現れる無意識の産物である」という主張には感銘を受けたし、ロジェ・カイヨワの言う、技術の発展により顕わになった奇跡の不可能性がもたらす恐怖を描くのが幻想小説で、さらに未だ実現していない奇跡に対する欲求がSFを生み出したと言う話も面白かった。2021/10/03

白義

21
幻想文学入門とタイトルについてはいるが、幻想文学界のレジェンドが書いた概論で幻想文学とはなんなのかの輪郭を示そうとする格調高さはまさに、幻想文学大全の批評編という感じ。冒頭に澁澤龍彦を持ってきて平井呈一やラヴクラフトを配置する、超豪華アンソロジー。豪華すぎてすでに好きな人が読むものという感じはするが、この密度の高さは良質のセレクションの証。特に後半、幻想文学史を小泉八雲やカイヨワの文章から紹介するところは圧巻で、理性や確かな法則を侵食する、向こう側の世界を描くことが幻想文学なのだという一貫したトーンがある2021/02/18

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