ちくま文庫
鉄道地図 残念な歴史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480429025
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0165

出版社内容情報

赤字路線が生き残り、必要な路線が廃線になるのは、なぜ? 路線図には葛藤、苦悩、迷走、謀略が詰まっている。矛盾に満ちたその歴史を暴く。

内容説明

赤字路線が生き残り、地方の幹線が分断される。新幹線が通ったせいで、毎日通勤・通学に使う路線がJRではなくなる。鉄道地図に潜む矛盾は、苦悩、迷走、謀略に満ちた歴史から生まれた!政治家の策略、実業家の野心、官民の対立が渦巻き、線路はかくも歪められる。多数の地図をもとにして、秘められた謎を解き明かす一冊。

目次

第1章 「鉄道地図」の拡張と衰退(寂しくなった鉄道地図;ローカル線退治の首謀者、「国鉄再建法」;長大なローカル新線を生んだ、改正「鉄道敷設法」の功罪 ほか)
第2章 官と民と「鉄道地図」(勢力をのばす明治時代の私鉄;官設か私設かで揺れる明治政府の葛藤;明治後期に起こった鉄道地図大統合の変 ほか)
第3章 信条なき「鉄道地図」の行方(私鉄の解体と日本国有鉄道の誕生;北陸鉄道の戦後史にみる時代の趨勢;ついにやってきた「国鉄改革法」と鉄道地図大解体のとき ほか)

著者等紹介

所澤秀樹[ショザワヒデキ]
交通史・文化研究家、旅行作家。1960年東京都生まれ。重電機器設計、輪出事務、広告宣伝、市場調査、ビデオソフト製作、債権管理、医療事務コンサルタント等の職を経て、旅、鉄道を中心とした文筆稼業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

23
本書を復刊する前のタイトルが『鉄道地図の「謎」』であるが、確かに明治から現代まで見ると残念な経過を辿っていることを再認識させられた。明治期の鉄道政策から、鉄道敷設法という政治家の我田引鉄による愚策が国鉄の分割民営化へと至らざるを得なかったとは残念でならない。整備新幹線に伴う平行在来幹線の分離は、国民にとって利益があるのか? 鉄道存廃議論の中、勝山市長の「道路と同じ社会資本としてとらえ、県と地域の貴重な財産として後世に残すべきだ」という言葉に重みを感じる。2013/09/18

あらあらら

2
だいぶ前の内容を一度補足したもので、北海道の駅が廃止されたり、新幹線は無造作に作られたり、残念な歴史はさらにすすんでいることになる。2025/12/19

がろんっ

2
鉄道の歴史が分かった。国鉄ができるまでに色々あったんだなぁ2018/01/22

rbyawa

2
d185、あくまで主題が鉄道初期から現代に至るまでの(現在ではないです、補足はされてるけど古い本の改題みたいだし)路線の有為転変というものなので、全ての時代を扱っていなければ意味がないというのはわかるんですが、正直なところ時代ごとの出来の差がずいぶんあったのが気になるなぁ。戦前でこれだけわかりやすい説明見たことないですし、戦中はまあ通り一遍の内容で、戦後に関してはうーん、各事情の説明は良かったと思うんですがその後の本のほうが出来が良くはあるかなとは思います、もちろん元本の時代考えると大したものですけどね。2013/12/12

のぶさん

2
国鉄の分割民営化とローカル線の廃止を描くのだが、単なる懐古で語るのではなく、鉄道ができてからの歴史から、国鉄の経営難がある意味必然であったこと、そもそも廃止されるべきローカル線をせっせと作っていたことをひもといている。JRの路線がどんどん寂しくなること、昔一生懸命乗り歩いた路線のいくつかが今はなくなっていることは残念なのだが…2012/08/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4535201
  • ご注意事項

最近チェックした商品