ちくま文庫
日々談笑―小沢昭一対談集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480427229
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

柳家小三治・網野善彦
井上ひさし・小宮悦子
阿川佐和子……
話芸の達人の、芸が詰まった一冊。柳家小三治と佐渡の芸能話、網野善彦と陰陽師や猿芝居の話、清川虹子と喜劇話……多士済々17人との対談集。

内容説明

話芸の達人・小沢昭一。軽妙洒脱な話しぶりで相手の魅力を引き出す、芸が詰まった一冊。柳家小三治と佐渡の芸能を語り、網野善彦と中世の陰陽師の実態や猿芝居のルーツにうんちくを傾け、清川虹子から昭和の喜劇王たちの素顔を聞き出し、井上ひさし・関敬六と渥美清を偲び、佐野洋子とは猫の自慢…。多士済々17人との対談集。

目次

柳家小三治―佐渡はよいとこ、フジギなとこよ
松島トモ子―トイレは好きだなぁ、落ち着くなぁ
内海好江―お祭りはジャリの時がいちばん
金子兜太―大正の先輩!ぼくらもやっぱりニヒルです
高瀬礼文―そば好きは老化現象、だけどうまいなぁ
郡司正勝―先生、吉原のことなど
網野善彦―毒の花妖しく咲かせる芸、終わりました
バルタバス―私、騎馬オペラ「ジンガロ」のオッカケおじん
清川虹子―浅草は、なるほど笑いの王国だな
井上ひさし・関敬六―渥美清さん、「浅草の唄」を唄おうよ〔ほか〕

著者等紹介

小沢昭一[オザワショウイチ]
昭和4年、東京生まれ。早稲田大学卒業。俳優座養成所をへて、昭和26年俳優座公演で初舞台。以後、新劇・映画・テレビ・ラジオと幅広く活躍。一方、民俗芸能の研究にも力をそそぎ、レコード「日本の放浪芸」シリーズの製作により昭和49年度芸術選奨新人賞を受賞。著作活動も、著書「ものがたり芸能と社会」(新潮学芸賞)など多数。平成6年度、紫綬褒章受章。平成12年「紀伊國屋演劇賞個人賞」「読売演劇大賞優秀男優賞」を受賞。平成13年度、勲四等旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sabosashi

7
こんなノリで行きたいもの、それで気がついたら、あの世に行ってた、というやつ。  さて、半年以上もまえに寝るときに眺めてた本、それからちょっと失せて、またこのごろ、再び頁を捲ってた。  前半はほとんど忘れてる。  それでいて、あちこちに聞き捨てならぬところがあるので、おちおちこっくりもしていられない。  もう亡くなってしまった著者、やっぱり幸せだったのか。  そういえば一年ちがいで野坂と小沢は早稲田の仏文にいたのだそうだ。  年期がはいった対談者ばかりなので、気が抜けない。  2021/01/24

はち

5
誰でも何かしらは詳しいことや好きなことがあって、そういうことを話しているときが一番幸せなのかも。特に誰かに聴いてもらっている場合。対談と言うのはやはり好きだ。新しい一面が見えてくるように思う。2011/09/16

Sana

2
やっぱり、小沢昭一さんらぶ2014/02/13

筋書屋虫六

2
ほぼ1990年代に雑誌等に掲載された対談を集めたもの。話の引き出し方、引き出され方、卓越してます。ご自分の好きなことに正直であられることが相手の話を引き出す最良の手なんでしょうか。井上ひさしさんと関敬六さんとの“渥美清さんの追悼鼎談”がグッときました。それから、騎馬オペラ・ジンガロの応援隊長をしていて、そのすばらしさを網野善彦先生に説明する下りが面白かった。2010/08/22

azu3

0
小三治の本に、本書冒頭の対談について言及があり、興味があって手にとった。父親よりもさらに上の世代なので、俳優としての小沢昭一は知らない。ただ、著者が同年代の人と交わす話題は、文化史として面白い。2020/08/14

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