内容説明
『源氏物語』を現代に通じる物語として鋭く読み解いてきた古典エッセイスト・大塚ひかり個人全訳。原文を重視した逐語訳でありながら、人物像や心理が際立ち、平安朝の物語が現代に通じる非常にリアリティのある物語として読める。随所に配された「ひかりナビ」という解説によって読むべき「ツボ」も押さえられ、さらに納得度が深くなる。第一巻は光源氏出生から二十台前半の「桐壺」~「賢木」。
目次
桐壺
帚木
空蝉
夕顔
若紫
末摘花
紅葉賀
花の宴
葵
賢木
著者等紹介
大塚ひかり[オオツカヒカリ]
古典エッセイスト。1961年、神奈川県生れ、早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。出版社勤務を経て、1988年、失恋体験を綴った『いつの日か別の日か―みつばちの孤独』(主婦の友社)以後、『源氏の男はみんなサイテー』など古典エッセイが多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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